脳科学者の黒川伊保子先生が、脳の成長ステージに合わせた「親子の関わり方」について教えます。
■Q.「なんで?」「どうして?」としつこい。
どう対応すべきか?
3歳を過ぎると「どうして?」「これなに?」という質問が増えてきます。4歳にもなれば、外界への好奇心ではち切れそうな脳は、答えにくい質問も連発。「空はどうして青いの?」「パパのおなかはどうして出っ張っているの?」……うんざりしがちですが、ちょっと待って。AI時代を生きる人類に求められる資質の最たるものは「AIへの質問力」。問いを見つけ出し、言葉にする力です。4歳のはじき出す、時に哲学的な難題は、その才能の芽生え。盛大に祝福してやって。「面白いね」「お、そうきたか」「いいところに気づいたね」のように。ここでうんざりしたり、うるさがったりすると、質問の信号を止める癖がつきます。これは、未来を考えると、とても残念なこと。
答えられなくてもかまいません。祝福したのち「ママもわからないのよ。
あなたはどう思う?」と聞き返すと、子どものすてきな答えが聞けることも。なにより、問題解決力が身につきます。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。

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黒川 伊保子(くろかわ・いほこ)

脳科学・AI研究者

1959年、長野県生まれ。人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。奈良女子大学理学部物理学科卒業。コンピュータメーカーでAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばの研究を始める。1991年に全国の原子力発電所で稼働した、“世界初”と言われた日本語対話型コンピュータを開発。また、AI分析の手法を用いて、世界初の語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した感性分析の第一人者。近著に『共感障害』(新潮社)、『人間のトリセツ~人工知能への手紙』(ちくま新書)、『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(講談社)など多数。

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(脳科学・AI研究者 黒川 伊保子 構成=大西洋平)
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