脳科学者の瀧靖之先生に、家庭で「算数脳を育むためにできること」を聞きました。
■ボードゲームやトランプが脳の実行機能を鍛える
ルールをしっかり理解したうえで、そのルールに従い遊ぶことで、脳の「実行機能」が鍛えられます。
実行機能とは、「やるべきことをやる」あるいは「やるべきではないことはやらない」を判断する脳の機能のこと。算数や数学を解く際に使う脳の機能の一つがこの実行機能なので、小さい頃に、ゲームを通して楽しく鍛えておきましょう。トランプゲーム「神経衰弱」などで遊べば、同じ数字の書かれたカードの位置を暗記する必要があるので、実行機能にプラスして記憶力も鍛えることができます。算数や数学には、公式を覚えないと解けない問題も多いので、記憶力をつけておくことも重要。オーソドックスな解法を暗記してはじめて、応用問題が解けます。論理的思考力と併せて、育てていきたい力です。
※本稿は、『
プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。
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瀧 靖之(たき・やすゆき)
東北大学加齢医学研究所教授、医師
1970年生まれ。東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。医学博士。東北大学加齢医学研究所臨床加齢医学研究分野教授。東北大学スマート・エイジング学際重点研究センターセンター長。
早生まれの息子の父。脳科学者としてテレビ・ラジオ出演など多数。著書に『
16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ』(文響社刊)など。
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(東北大学加齢医学研究所教授、医師 瀧 靖之 構成=内野一郎、柴野 聰 イラストレーション=芦野公平)