2019年にイトーキへ入社し、コーポレートコミュニケーション改革を推進。2026年1月には、執行役員・コーポレートコミュニケーション本部長に就任した川島紗恵子さん。
前回の記事では、業績が低迷していたイトーキで、インターナルコミュニケーション、メディアコミュニケーション、IRを一体で捉え、「人」を起点に企業価値向上へとつなげてきた取り組みを紹介しました。
▼前回の記事はこちら
人を起点に、企業価値は変えられる。業績回復の裏側にあった「コーポレートコミュニケーション戦略」
では、そんな川島さん自身は、どのように現在のキャリアを築いてきたのでしょうか。
一見、順調に見えますが、最初から明確な目標を描き、その通りに歩んできたわけではありません。
仕事の意味が分からなかった新人時代から、未経験のIR・広報への挑戦、そしてイトーキへの転職まで。目の前の仕事に向き合い、学び、どんな経験からも何かを得る。その一つひとつの積み重ねが、次のチャンスをつかむための準備になっていきました。
「仕事って意外と面白いのかも」。最初の転機
社会人としてのキャリアは、大手クレジットカード会社から始まりました。当初は仕事の面白さも、目の前の仕事にどんな意味があるのかも分からないまま。それが変わったのは、希望していた与信審査部門へ異動してからでした。
自分で責任を持って判断する仕事にやりがいを感じ、成果が評価され社長賞を受賞。
その後、社内公募をきっかけに未経験からIRへ。財務諸表も読めないところから、終業後に講座へ通いながら知識を身につけます。
転職後には広報にも挑戦。資格取得やコミュニティへの参加などを通じて学び続け、仕事の幅を広げていきました。
「迷ったら、大変なほう」を選ぶ
次のキャリアを考えたとき、選択肢となったのは、伸び盛りの事業に取り組む企業と、当時さまざまな課題を抱えていたイトーキ。選んだのは、イトーキでした。
「迷ったときはいつも、大変なほうを選んできた」という川島さんにとって、「大変」であることは、それだけ成長できる余地があるということでもありました。
しかし、入社後に待っていたのは想像以上に厳しい環境。前任者からの引き継ぎはなく、PRと販促の間にも壁があり、入社1カ月で「辞めようか」と本気で考えたほどでした。
「今できること」の積み重ねが、キャリアをつくる
それでもイトーキに残り、コーポレートコミュニケーション改革を進め、2026年には執行役員・本部長へ。キャリアを通じて大切にしてきたのが、「転んでもただでは起きるな」という考え方です。
たとえうまくいかなくても、経験したからこそ分かることは必ずある。未経験の仕事なら学び、大変な環境にも飛び込み、そこから何かを得て次につなげていく。
そして、もう一つ大切にしているのが、未来を考えすぎるのではなく、「今できること」をやること。
最初から執行役員を目指していたわけではありません。その時々で目の前のことに向き合い、学び続けてきたことが、次の選択肢やチャンスへとつながっていきました。
仕事の意味をどう見つけるのか。未経験の領域にどう飛び込むのか。迷ったとき、何を基準に選ぶのか。
川島さんがこれまでの経験から培ってきた仕事観や、現在のマネジメント、キャリアへの考え方を「ITOKI STORY」で紹介しています。
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チャンスは、準備した人にしかやってこない。イトーキ執行役員が語る、キャリアの切り拓き方
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