4年前の初回から、このジャズ・フェスティバル<Jazz World Beat>の司会をさせていただいている、中川ヨウと申します。世界から集うユニークな出演者たちに惹かれ、ジャズ研究者としても、一音楽ファンとしても観たかったので、それなら司会をしながらガッチリ拝見しようという算段で、MCを担当しています。2019年の第4回も、さまざまな国で生まれた多彩な音楽が、めぐろパーシモンホールの舞台に並ぶのが楽しみです。
夕方17時から大ホールで行われる3つの大編成バンドの共演は、凄いことになりそうです。まず、12名ほどの編成の“ファンファーレ・チォカリーア”はルーマニア出身の、ジプシー・ブラス・バンド。伝統音楽からポップスまで、どんな音楽でも自分流に演奏してしまう、驚異の消化力、音楽力をもったバンドです。ルーマニアに、地図にも載っていない、ゼチェ・ブラジーニという人口400人の小さな村があります。成人男性は約100名しかいないのですが、その内90名が管楽器を吹くという、驚異のブラス村なのです。ロマでもある彼らは、元来音楽の才能もあったのでしょう。農業に従事しながら、管楽器の演奏に邁進しているうちに、高速プレイの技術を身につけ、世界から注目されるようになりました。それが、今回6度目の来日を飾る“ファンファーレ・チォカリーア”なのです。Fanfare Ciocarlia - Born To Be Wild (album "Queens & Kings")ファンファーレ・チォカリーアが、ステッペンウルフの名曲「ワイルドで行こう!」をカバー
Photo by 石田昌隆2014年7月26日、フジロック・フェス、オレンジコートのトリを飾り、観客を大いに盛り上がせた。
Photo by 石田昌隆ファンファーレ・チォカリーアは、コンサート終了後、客席や通路やロビーに出てきて必ず演奏する。映画『アンダーグラウンド』や『黒猫・白猫』にもその音楽が使われましたから、ご存知の方も多いと思いますが、とにかく熱量が凄い。ブラスの音圧に加え、高速ですから、ますますエネルギーが高くなります。
2014年のフジロック・フェス出演時のファンファーレ・チォカリーアとNourahPhoto by 船橋岳大ファンファーレ・チォカリーアとは2014年のフジロック・フェスで共演。今回のファンファーレ・チォカリーア来日公演(大阪を除く)に同行する。
白崎映美7/6めぐろ公演でファンファーレ・チォカリーアと共演する。
Nourah Photo by Higashi今回のファンファーレ・チォカリーアの日本ツアー(7/8大阪を除く)に同行する。そして、ジェントル久保田率いる、人気の“ジェントル・フォレスト・ジャズ・バンド”です。スタイルは、1930年代にアメリカで大流行したスウィングのビッグバンドですが、演奏しているミュージシャンは気鋭の凄腕ばかり。勢い、演奏もキレッキレ。その彼らがオリジナルや往年の甘いメロディを演奏するのですから、カッコいいのです。歌はジェントル・フォレスト・シンガーズという3人組が担当しますが、歌も日本語のオリジナル曲が多く、その独自の世界に多くのファンが魅せられているわけです。
ジェントル・フォレスト・ジャズ・バンドGENTLE FOREST JAZZ BAND「月見るドール」もう一つの“たをやめオルケスタ”は、リーダーの岡村トモ子が率いる女子ばかりのビッグ・バンド。
2019.06.29(土)Chiba、船橋市民文化ホール2019.06.30(日)Kanagawa、横須賀芸術劇場「大ブラス・フェスティバル!」出演2019.07.02(火)Miyagi、えずこホール(宮城)2019.07.04(木)Tokyo、武蔵野市民文化会館2019.07.06(土)Tokyo、めぐろパーシモンホール「Jazz World Beat」出演2019.07.07(日)Aichi、穂の国とよはし芸術劇場PLAT2019.07.08(月)OSAKA、ビルボードライブ大阪2019.07.09(火)Hyogo、兵庫県立芸術文化センター(完売)詳細はこちら