6月14日、FIFAワールドカップ2026のグループF第1節・日本対オランダがダラス・スタジアムで行われ、日本は2-2のドローに持ち込んだ。試合最大の焦点となったのが、クリスタル・パレスMF鎌田大地が89分に決めた同点ゴールだ。
小川のフリックが生んだ"意図せぬ軌道"
海外メディア『NBC Sports』は鎌田のゴールを「unwitting headed goal(本人も気づかないままのヘッド)」と表現した。オランダは2-1とリードして日本の反撃をしのごうとしていたが、伊東のCKに小川が頭でシュートしたボールが鎌田にあたってコースを変え、フェルブルッヘンが懸命に手を伸ばしたにもかかわらず止められなかった、と同メディアはその瞬間を描写している。
一方、FIFA公式サイトのマッチリポートは「substitute Koki Ogawa's header was deflected in by Daichi Kamada(途中出場の小川航基のヘディングが鎌田大地によってコースを変えられた)」と記録した。同メディアが伝えた菅原由勢のコメントは端的だ。「先制されても、同点でも、リードしていても、やるべきことは変えないと事前に話し合っていた。パニックにならず、ぶれなかった。あとは守備をしっかりして失点を防ぎ、攻撃でもっとアイデアを出せればさらによくなる」と語った。
森保監督が守った"哲学"の代償と収穫
海外メディア『ESPN』は試合を振り返り、「守備的という批判を受けてきた森保監督だが、今大会は攻撃的なフィロソフィーを貫いた」と指摘し、その選択を称えた。実際、左ウイングバックに守備型でない中村敬斗を起用したことが57分の日本の同点ゴールにつながっている。
また、同メディアはこの引き分けによってオランダがグループステージでの連続無敗記録を17試合に伸ばし、これは現代記録であることも伝えた。ただし、今大会初戦で2度のリードを守れなかったオランダにとっては苦い結果となった。

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