日本代表としてワールドカップに出場した上田綺世と渡辺剛は、所属するオランダの名門フェイエノールトでシーズン開幕を迎えた。
29歳の渡辺は日本人DFとして最強レベルのエアバトラー。
開幕直前に脇腹を痛めるアクシデントに見舞われたが、16日の第2節ゴー・アヘッド・イーグルスには上田とともに先発出場した。
ただ、『VP』によれば、渡辺が思わぬ事態に遭遇したシーンがあったという。
「フェイエノールトで驚きの展開…渡辺が新ルールと主審の判定の犠牲に。
この試合では渡辺をめぐる出来事が波紋を広げることになった。
競り合いの際、相手の腕が顔面に当たった渡辺は、頭を押さえて倒れ込んだ。
その後、新ルールの規定により、彼は1分間ピッチを離れることを余儀なくされた。
今シーズンからエールディヴィジでは、時間稼ぎを防ぐための新たなルールがいくつか導入された。
そのひとつに、カードが出されない形で主審が治療のためにプレーを中断した場合、当該選手はピッチ外に出なければならないという規定がある。渡辺のケースはまさにこれに該当した。
主審はファウルとは判定しなかったものの、頭部負傷の可能性があるとして、規定に基づきプレーを中断。
渡辺はすぐに立ち上がり、治療も必要としなかったため、フェイエノールト側は彼がそのままピッチに残れると考えていた。
しかし、新ルールの規定により1分間はピッチ外にいなければならないと告げられ、彼は驚くことになった。
この事態にフェイエノールトの選手たちは驚きを隠せず、本拠地の観衆からも大きなブーイングが起きた」
このルールは今季から導入された『試合のテンポの乱れや時間の損失に対応するための措置』のひとつ。
「競技者が競技のフィールド上で負傷の程度の判断または治療を受けた場合、あるいは競技者の負傷によりプレーが停止された場合に、競技者はフィールドを離れ、プレー再開後1分間は競技のフィールド外にいなければならない」
JFAの競技規則では「この目的は、試合のテンポの乱れを減らすためだけでなく、メディカルスタッフが競技のフィールド外で競技者の負傷の程度を見きわめ、プレーを続けさせるべきかどうかを判断するために必要な時間を確保する」ためと説明されている。
また、「その競技者が、負傷の診断は必要ないと答えたとき」は「1分間競技のフィールドを離れる必要はない」とも規定されている。
渡辺が1分間ピッチ外に出るはめになり、一時的に数的不利になったことにフェイエノールトのサポーターたちは不満をあらわにしていたようだ。
筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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