2023年5月30日にHYBE MUSIC GROUPのレーベルであるKOZ ENTERTAINMENT初のボーイグループとしてデビュー以来、数々の記録を打ち立てながら世界中で着実にファン層を拡大しているBOYNEXTDOOR。日本でも1stフルアルバム『HOME』が日本レコード協会のゴールド認定を受け、オリコン週間アルバムランキングとBillboard JAPANの総合アルバム・チャート”Hot Albums”で1位を獲得するなど、次世代を担うグループとしての注目度を高めている。


現在、初のワールドツアー『BOYNEXTDOOR TOUR KNOCK ON Vol.2』の日本公演が2026年8月21日から神奈川・Kアリーナ横浜での3日間を皮切りにスタートしており、日本での全国ツアーとしては約1年半ぶり本ツアーは、韓国・ソウル公演を皮切りに、釜山、日本、北米、アジアを巡る(世界24都市35公演)。今回は2日目の8月22日(土)公演のレポートをお届けする。

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スクリーンが焼け落ちるようなVCRから流星がBOYNEXTDOORのシンボルとも言える家の形を描き、ドアの形に切り抜かれたスクリーンにひとりずつメンバーが登場する印象的なオープニングで幕が上がった。幕開けは最新フルアルバム『HOME』収録曲「06070」、そしてタイトル曲の「VIRAL」から。1日目(21日)にはゲストとしてアイナ・ジ・エンドがゲストとしてサプライズ出演し、同曲の別バージョンである「VIRAL (AiNA THE END Remix)」をアンコールで披露していた。「But Sometimes」「I Feel Good」と続くアップテンポなナンバーに会場のテンションも最初からヒートアップしていた。

最初のMCでは1年半ぶりのツアーということで、「今日は思い切りジャンプして、歌って、ストレスを全部吹き飛ばしちゃいましょう!」「でも、1人で来てちょっと恥ずかしいというONEDOOR(ワンドア/公式ファンダム名)もいるかもしれないから、今から隣のONEDOORと挨拶してください!」というコメントで客席の雰囲気を温めていた。続く2曲は撮影可能だったが、JAEHYUNが「でも! スマホに夢中になって楽しめないのはダメですよ!」としっかり釘を刺す場面も。撮影OKの「Count To Love」は日本オリジナル曲で、切ないシチュエーションとユーモラスな雰囲気を内包したBOYNEXTDOORらしいシグネチャー・サウンドが感じられるポップなナンバー。一方、リリースされたばかりの新曲「Boom Boom Boom」は令和のJ-POPを感じさせるケレン味たっぷりのイントロがSNSでも注目を集めた1曲で、また新しい魅力を表現していた。

BOYNEXTDOOR、完成されたショーを“生もの”に変える 初ワールドツアーで見せたライブの強さ

(P)&(C) KOZ Entertainment.

続くセクションは、南山(ナムサン)ソウルタワーを背景に飛行機が飛び立つ映像に続き、空港を思わせるステージで「Live in Paris」で幕を開けた。「So let's go see the stars」では星空やオーロラを思わせる照明のもと、ONEDOORがスマートフォンのライトを点灯させて星のように会場を彩った。


「やっぱり皆さんが僕たちの星ですね」「皆さんの目がキラキラして綺麗だから、星もいらない気がしました」というスウィートなコメントの後、「恥ずかしい……」と照れる場面や、「Boom Boom Boom」で歌ってみたいパートを尋ねられたメンバーから人気を集めたSUNGHOがその場で歌わされる無茶振りも。ビシッと決めた王子風のオープニング衣装から、柔らかな雰囲気の白いニット調の衣装にチェンジし、「Forever You」「Call Me」を披露。メンバー同士の親密なコミュニケーションが映える、よりエフォートレスな雰囲気のパフォーマンスを見せてくれた。

続くセクションではスクリーンに映画のようなワンシーンが流れ、逆さまになった車がスクリーンを突き破る演出に続き、「Hollywood Action」「Upside Down」をドラマティックに披露。「Nice Guy」ではTAESANが本ツアーのために新調したというベースを披露するパートも。センターステージで披露した『Earth, Wind & Fire』では、客席との一体感がピークに達し、シアトリカルかつコミカルな展開がBOYNEXTDOORらしい持ち味を存分に発揮した。

BOYNEXTDOOR、完成されたショーを“生もの”に変える 初ワールドツアーで見せたライブの強さ

(P)&(C) KOZ Entertainment.

ハードなヒップホップパートではサスペンス調のVCRを挟み、「ddok ddok ddok」へ。「One and Only」のフリースタイルパートでは、それぞれが個性あふれるダンスを披露。本編終盤はスタジアムが似合いそうな壮大な雰囲気の「Gonna Be A Rock」から「ADIOS!」へつながり、ラストはそのまま「アディオス!」の掛け声で締めくくられた。

メンバーからは「声が小さかったらアンコールはないかも」というコメントが事前にあったが、アンコール前のカラオケタイムではONEDOORが歌とコールの両方で忙しく盛り上げ、本編の熱が冷めやらないままアンコールへ。「SAY CHEESE!」と「今日だけ I LOVE YOU (Japanese Ver.)」を披露し、「楽し~い!」「アンコールってこうじゃないとね!」とご満悦で、MC中には、予定されていなかった「Fadeaway」(BOYNEXTDOORがリリースし人気ウェブトゥーン「GARBAGE TIME」のOST)を披露したほか、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」の一節を歌う場面もあった。アンコールの最後にはONEDOORをはじめ身の回りにいる大切な人たちへの気持ちを歌ったという「I Wonder」を歌い上げ、いったんカーテンコールを迎えた。
しかし、客席のアンコール熱は冷めやらず、そこからさらにダブルアンコールで「Boom Boom Boom」「I Feel Good」「SAY CHEESE!」「ADIOS!」が追加され、スタンド席が揺れるほどの大きな歓声に包まれた。

BOYNEXTDOOR、完成されたショーを“生もの”に変える 初ワールドツアーで見せたライブの強さ

(P)&(C) KOZ Entertainment.

今回のツアーでは生バンドを導入し、BOYNEXTDOORの楽曲の魅力をいっそう引き立てていただけでなく、バンドメンバーともコミュニケーションをとりながらライブを存分に楽しむ姿が見られ、さらにライブを楽しむメンバーの熱に呼応するように、客席も大きな盛り上がりを見せた。また、韓国公演とは少し異なるセットリストを楽しめる日本公演ならではの楽しみもありそうだ。熱気あふれる横浜公演2日目は、日本ツアーの好発進を印象づける充実した内容となった。
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