記事は、中国において車は「地位の象徴」であると紹介しつつ、こうした考え方は古代中国においても存在しており、「階級ごとに乗り物が厳格に規定されていた」と説明。
しかし、日本は中国と違い、「車がステータスとして見られることはあまりない」と指摘。その理由について、日本社会の場合は自分の資産を見せびらかす人は「他人から敬意を得ることができない」ためであり、むしろ「富をひけらかすと人から見下される」ため、たとえお金持ちであっても自分のステータスのために高級車を買うことは少ないと論じた。
また、経済的に平等な社会を望む時勢に逆らって高級車を見せびらかせば、日本では人から嫌われることになると強調し、裕福であっても価格が比較的安い車を購入する傾向があると論じた。
さらに有名な日本企業のトップたちの愛車についても説明し、価格がそれほど高くない自動車に乗っている人や自分の車を持っていない人さえいることを紹介。こうした控え目かつ簡素な生活スタイルは彼らの事業や企業イメージにとってもプラスになっていると指摘した。
記事は「車に対する中国人の考え方が将来、日本のように成熟することを期待したい」と主張したが、車は中国人が大切にする「メンツ」と大きな関わりがある存在であるだけに、車がステータスの証でなくなるのはまだ遠い先の話となりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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