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「凄麺」の開発は、既存の市場にはない圧倒的なカップ麺を目指すところから始まった。当時、フライ麺の「ニュータッチ」ブランドで一定の存在感は示していたものの大久保社長には「自社商品に優位性を感じなかった。このままでは商品力や販売力で業界大手との格差がますます広がる」との危機感があった。
開発時の理想は「お湯を注ぐ調理だけでラーメン店のような本格的な味わいを再現する」こと。周囲の知見も得ながら仮説と検証を繰り返し、独自のノンフライ麺製法の開発には10年以上を要した。
01年に第1弾商品「凄麺 これが煮玉子らーめん」を発売。翌02年には新ノンフライ製法による「佐野らーめん」「ねぎみその逸品」が誕生した。
現在はご当地ラーメンを中心に30品以上の豊富なラインアップを誇る。
大久保社長は「おいしいラーメンは麺とスープにとことんこだわることで実現する。『凄麺』は一品ずつていねいに品質を磨き上げてきた。多品種を継続的に長く販売することで、商品開発の技術やノウハウを蓄積できることが大きい。フードロス削減につながっているとの自負もある」と説明。
その上で「お客様から毎日のようにメール等で『おいしさに感動した』『また食べたい』などのお声をいただいている。そんなファンの期待に応えられる一杯を追求し続けたい」と展望した。
坂東ファクトリー新工場稼働へ
26年12月、坂東ファクトリー(茨城県坂東市)に建設中の新工場(第2期工事)が竣工予定。大久保社長は「18年に用地を取得した新工場の建設プロジェクトが一区切りを迎える。オリジナルの製造設備を数多く備えた世界でも唯一無二の工場だ。『凄麺』25年間の集大成であり、未来に向けた新たなプラットフォームにしたい」と期待を寄せる。
一方で「ノンフライ麺の技術はまだまだ発展途上」との思いを強調。
「凄麺」のロングセラー
中長期的には海外への本格展開を視野に入れる。「日本で成長したラーメン文化が世界各国で評価されているが、カップ麺にもチャンスはある」とし、「世界のインスタントラーメン総需要は1200億食以上(世界ラーメン協会調べ)とされるが、5年、10年先には海外でも本格的なカップ麺のニーズが高まるのではないか。『凄麺』ならではの品質やユニークさでチャレンジしたい」と語った。
ソース

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