カバヤ食品「塩分チャージ」が上昇基調 夏本番・通年化へ接点拡大 「発汗時の必需品」を訴求
ブランドマーケティング本部ブランド企画部清涼菓子課の鈴木沙知氏
 カバヤ食品のラムネタイプのタブレット菓子「塩分チャージタブレッツ」(以下、塩分チャージ)が上昇基調にある。

 7月16日、ミズノ主催のイベントで取材に応じたブランドマーケティング本部ブランド企画部清涼菓子課の鈴木沙知氏は、今期(3月期)出足の状況について「出荷ベースで前年を上回って推移している。
梅雨が少し長引いてしまったが、梅雨明けしたエリアではかなり好調に推移している」と語る。

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ブランドマーケティング本部ブランド企画部清涼菓子課の鈴木沙知氏 「塩分チャージ」は2009年に発売開始。暑さ対策ができる菓子としての価値が浸透して2015年度からの10年間で売上は5倍以上に拡大した。

 インテージSRI+塩分味・塩味市場では販売金額ベースで2021年9月から25年8月の5年連続でシェアNo.1となる。

 今期、この勢いを加速させるべくポジションを「夏の暑さ対策」から「発汗時の必需品」へと大転換し販売・生産を強化するとともに「発汗時の必需品」の訴求を強化している。

 販売チャネルは、従来のスーパー・量販店・コンビニ・ドラッグストア・ホームセンター・ディスカウントストアに加えて、調剤薬局を新たに開拓。5月15日から、富士薬品が運営する「セイムス」の調剤薬局など約100店舗で順次販売を開始。続いて6月23日には、よどやが運営する「よどやドラッグ」に併設する調剤薬局15店舗で販売開始した。

カバヤ食品「塩分チャージ」が上昇基調 夏本番・通年化へ接点拡大 「発汗時の必需品」を訴求
ミズノ主催のイベントで「塩分チャージタブレッツ」をプレゼンする鈴木沙知氏
ミズノ主催のイベントで「塩分チャージタブレッツ」をプレゼンする鈴木沙知氏 「塩分チャージタブレッツBIG」の供給量を増やしBtoB需要への対応も強化している。

 昨年は、6月に改正労働安全衛生規則が施行され、職場における熱中症対策の強化が義務づけられたことで法人需要が急増。
 これを受け、オフィス向けECに加え、事業者の利用が多いホームセンターでの展開を強化。オフィス向けディスペンサー設置のテストも開始することで販売機会の拡大を図っている。


 発汗時の水分補給と塩分補給の認知拡大を図るための外部連携としては、今期、渋谷未来デザインと共創パートナー契約を締結して都市型共創プロジェクト「いい汗、渋谷。アクション」を実施している。

 6月1日から、渋谷区役所2F吹き抜けに「塩分チャージ」が無料で受け取れるディスペンサーを設置しているほか、渋谷区内の一部のクールシェアスポット・クーリングシェルター(暑熱対策施設29か所)でも無料配布スポットを数量限定で設置している。

 児童・学生のすこやかな発汗を応援する「水分+ミネラル補給」啓発活動の一環として2018年に開始した教育機関への無償提供も継続している。
 対象の教育機関は、幼稚園・保育園から小学校・中学校・高等学校まで。8年間累計で約3万1000校、2190万人の児童・学生へ提供した。出張授業も行っているという。

 秋冬に向けては「通年販売は新たなチャレンジであり、秋冬でも汗をかく人をターゲットにしていきたい」との考えを明らかにする。

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