新潟県は今夏、極早生(ごくわせ)品種で収穫が早く、優れた高温耐性を持つ新たなブランド米「なつひめ」の市場流通を開始する。

 新潟県が代表的なブランド米「コシヒカリ」が完成したのは昭和31年(1956年)。
以来、70年にわたり高品質なブランド米の開発を継続し、「米処・新潟」としての地歩を固めてきた。

 現在、新潟県で作付比率の大きな主食用ブランド米は以下の4種=8月下旬から9月上旬に収穫する早生(わせ)品種の「こしいぶき」「ゆきん子舞」、9月中旬に収穫する中生(なかて)の「コシヒカリ」、さらに遅れて収穫する晩生(おくて)の「新之助」。

 2017年に登場した「新之助」は、20万株の中から交配を重ねて作られた高温耐性に優れた品種で、全国的に高温障害が発生した2023年も品質を落とさなかった。

 「なつひめ」は、極早生品種で新之助並みの高温耐性を持つ。大粒で、噛むとしっかりした弾力と甘みがあるのが特徴。刈り取りは早生よりもさらに早く、8月の中旬に始まる。

 流通店頭に並ぶのは8月下旬から。デビューとなる今年は県内400㏊から2000tの出荷を目指す。

 県では2028年を目処に、中生で高温耐性に優れた品種のリリースも予定している。

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