大相撲名古屋場所2日目(13日、愛知・IGアリーナ)

 2場所連続休場明けの横綱・大の里が東前頭筆頭・藤ノ川に突き落され、2連敗と苦しいスタートになった。横綱の6連敗(不戦敗除く)は昭和以降でワースト3位に並ぶ不名誉な記録。

藤ノ川は横綱初挑戦から4連勝(不戦勝1を含む)で3個目の金星を獲得した。横綱・豊昇龍は西前頭筆頭・隆の勝をすくい投げで下して2連勝。

 大の里の復活星が遠い。立ち合いで藤ノ川をもろ手で突いて、右を差した。横綱の流れだったが、再び前に出たところを土俵際で突き落とされた。左肩痛で2場所連続休場明け。「ほんのちょっとのところで決められなかった。詰めの甘さがあった」と唇をかんだ。

 初場所千秋楽から6連敗(不戦敗を除く)。横綱では8連敗の稀勢の里、7連敗の貴乃花に次ぐワースト3位タイだ。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は「勝ちが一番大事。勝ったら(ペースを)つかんでくる」と期待していたが、願いは届かなかった。

 ただ、内容は上向きだ。師匠は「(初日の義ノ富士戦の)上体は良い当たりだった」と分析。この日、大の里も「もう一回集中してやるだけ」と表情は曇らず、手応えはあった様子だ。3日目は過去5勝3敗の、隆の勝戦。勝って雑音を封じ込める。(山田 豊)

 ◆横綱の相撲を取っての連敗 稀勢の里が8連敗でワースト。18年秋場所千秋楽で敗れ、九州場所は初日から4連敗で休場。翌年初場所も初日から3連敗を喫し、4日目に現役引退を表明した。2位は貴乃花の7連敗。6連敗は宮城山、照国、東富士、鏡里、朝潮、北の富士、日馬富士と大の里の8人。不戦敗を含めた連敗は稀勢の里の10連敗がワースト記録。

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