【米ロサンゼルス17日(日本時間18日)=松下 大樹】X JAPANのYOSHIKI(年齢非公表)が、名門ウォルト・ディズニー・コンサートホールでクラシカルコンサートLA公演の最終日を迎えた。チケットは初日公演と共に完売。

この日は全21曲をパフォーマンスした。2024年に行った3度目の首の手術後、初となる海外での単独公演を完遂した。

 YOSHIKIのエレガントな音色が、LAの夜に心地よく響いた。代表曲「紅」「ENDLESS RAIN」をピアノでしっとりと演奏したかと思えば、激しくドラムをかき鳴らす場面も。手術後の単独コンサートは4月に日本で開催したが、海外では初めて。「やっと壁を乗り越えられたなという感じです」。柔らかな笑みには充実感が漂った。

 ウォルト・ディズニー・コンサートホールは、優れた音響で知られる由緒あるホール。これまでに数々の大舞台を経験してきたが「良い意味でプレッシャーを感じる」と漏らすほど。約30人のオーケストラと息を合わせ、いつにも増して一音一音を丁寧に紡いだ。

 グラミー賞に5回ノミネートされた世界的歌手のジョシュ・グローバン(45)が友情出演。X JAPANの名曲「Forever Love」を、YOSHIKIのピアノ伴奏とともに英語と日本語を織り交ぜたアレンジ歌唱で届けた。

15年来の付き合いだという友人とのスペシャルコラボに、YOSHIKIは「Wow! Unbelievable!(信じられない)」とテンションMAX。2人で抱き合い、喜びを分かち合った。

 海外のファンにも完全復活を印象づけた約3時間のステージだった。客席からスタンディングオベーションが起こると、万感の思いを口にした。

 「全ての出来事を経てここに立っているのは、皆さんのおかげです。この感謝の気持ちを伝える言葉を持ち合わせていないですけど、これは奇跡です」

 何度も逆境に立ち向かい、その都度、はねのけてきた今だからこそ、胸を張って言える。「ミラクルは待つのじゃなくて、つかみにいくもの」。より強靱(きょうじん)になったYOSHIKIが、ここからまた新たな一歩を踏み出す。

 〇…同国では19日(同20日)にサッカー北中米W杯の決勝が行われる。スペインと戦うアルゼンチン代表のメッシとは親交があるというが、応援する国を問われると「それを言ってしまうと…」と明言を避けた。その上で「世界平和!」とピシャリ。両国にファンを持つYOSHIKIらしい答えで和ませていた。

編集部おすすめ