◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・増田陸―同級2位・比嘉大吾 ▽WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座決定戦12回戦 同級3位・寺地拳四朗―同級4位イスラエル・ゴンサレス ▽WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・岩田翔吉―同級1位エリック・バディージョ(7月20日、東京・両国国技館)

 トリプル世界戦の前日計量が19日、東京・文京区の東京ドームホテルで行われ、WBA世界バンタム級王座決定戦に臨む同級1位・増田陸と同級2位・比嘉大吾がともに53・4キロでパスした。増田が所属する帝拳ジムは今月、創立から100年の節目を迎えた。

70年以上にわたり同ジムをマネジャーとして支え昨年1月1日に99歳で死去した長野ハルさんに、王座獲得を報告することを誓った。また、世界3階級制覇に挑む寺地拳四朗、初防衛戦に臨むWBC世界ライトフライ級王者・岩田翔吉ら出場全選手が計量をクリアした。

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 増田が名門・帝拳ジムの新時代を切りひらく。1926年、東京・新橋に前身となる帝国拳闘協会拳道社(帝拳)が設立。同年7月17日に読売講堂で旗揚げ興行が開催された。設立100年の節目に世界初挑戦に挑む増田は「それは本当に自分の中で大きい」と歴史の重みをかみしめた。

 「今は亡きマネジャー(長野さん)にベルトを掲げた姿をお見せしたいと思っていた」。お世話になった長野さんへの感謝は、今も胸中で特別な重みを持つ。「しっかりと勝って、天国で見守ってくださるマネジャーに報告したい」と王座奪取を誓った。

 計量後のフェースオフでは、比嘉と12秒間にらみ合い「いい目をしていた。闘志を感じました」。増田も計量をクリアし、試合のイメージはさらに鮮明になった。

「試合が始まって冷静に動けている自分がいた。いい勝ち方をして、ベルトを掲げている姿をイメージしている」。世界王者になる自分を、はっきりと脳裏に描いた。

 さらに増田が勝てば、立大出身者として初の世界王者となる。「明日は世界チャンピオンになります」。ジムと母校の新たな歴史を刻む決意を、力強く口にした。(勝田 成紀)

比嘉大吾 4戦連続での世界挑戦に向け「過去イチ(一番)の気合です」と握り拳。高校時代からの親友で、過去の対戦で2戦2分けのWBA同級休養王者・堤聖也(30)=角海老宝石=から、約10日前にメッセージが送られてきたという。堤の姉の息子が「ダイゴ頑張れ~」と応援する動画だった。「堤より比嘉大吾のファンなんですよ。めっちゃかわいい。堤のお姉ちゃんの子供なのに、大吾ファンでいいのか? 対戦した時はどっちを応援したんだ?」と笑っていた。

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