「東京2020オリンピック」の公式記録映画のメガホンを取った河瀬直美監督が17日、スペイン・アンダルシア州で開幕した「グラナダ・シネス・デル・スル国際映画祭」で名誉アルハンブラ賞を受賞したことを、公式メールマガジン「かわせなおみだより」で明らかにした。

 河瀬は「わたしは今 スペイン・アンダルシア州、グラナダにいます。

『グラナダ・シネス・デル・スル国際映画祭』から、審査員としての参加と河瀨直美回顧展の開催という、うれしいお誘いをいただいたのは、今年1月でした。当初は、5月実施予定でしたが急遽延期となる事態を経ての開催となりようやく、訪れることができました」と、冒頭でつづった。

 続いて、同映画祭から「Alhambra de Honor/ 名誉アルハンブラ賞」が自身に授与されることを報告。「劇場デビュー作『萌の朱雀』でカンヌ映画祭に見いだされてから今日にいたるまで、丁寧に誠実に映画づくりに向き合ってきたことへのご褒美をいただけたと思っています」と続けた。「萌の―」(1997年)は國村隼尾野真千子の主演で、自身の故郷・奈良を舞台にして撮影した自身初の商業作品。カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を史上最年少の27歳で受賞した。

 受賞式は現地時間17日(日本時間18日午前3時半)で「 かわせのこれからの道行きに、またひとつ明かりが灯されました。今後も一作品ずつ、大切に紡いでいきたいと思います」と喜びを伝えた。

 現地での回顧展では監督作品として「萌の―」、「2つ目の窓」(14年)、「光」(17年)、「朝が来る」(20年)、「たしかにあった幻」(26年)に加え、出演作として「EMERGENCY EXIT」(25年、ルイス・ミニャロ監督)が上映される。

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