◆JERAセ・リーグ 広島2―4阪神(19日・マツダスタジアム)

 阪神・藤川球児監督が、会心の逆転勝利を「自分の中ではベストゲームかなと思います」とかみ締めた。

 1点を追う7回に坂本が値千金の同点ソロ。

続く8回にも打線がつながり、佐藤が左中間へ勝ち越し二塁打を放って試合を決めた。

 直後に大山が死球を受け、両軍がグラウンドに入り乱れて乱闘寸前。警告試合が宣告されたが、リリーフ陣が2点差を守り抜いた。

 指揮官は「確かに両チーム、デッドボールが多かったけれど。本当のことを言えばね、野球界をいかに長く残していけるかっていうのが、実は今一番問われているところがありまして。戦いはするんだけど、新井監督もそうだし、広島のコーチの方々も僕らも選手としてやってきましたから。グラウンド上で戦いはしますけど、本当に一番やらなければいけないのは野球を残していくということ。そういう時期にきていますからね」と思いを明かした。

 ◆藤川タイガースと新井カープの死球禍

 ▽25年4月20日(甲子園) 坂本が8回に岡本から頭部に死球を受けた。藤川監督が一塁ベンチから飛び出し、広島ベンチに向かって「来い」というような挑発的なジェスチャーを行い、あわや乱闘騒ぎとなった。その後、両監督は試合前のメンバー表交換時に目も合わさず、お辞儀もしない試合が続いた。新井監督は「腹に据えかねるものあった」と発言。

 ▽26年4月26日(甲子園) 8回に高から死球を受けた近本が左手首を骨折。2か月半の離脱を余儀なくされた。藤川監督は「相対的に見てデッドボールがちょっと多い。こちらもグッと我慢しているけど、多い」と不満げ。

 ▽7月17日(マツダ) 7回に島内から死球を受けた前川が右肩甲骨を骨折。藤川監督は「技術の引き上げをしてもらいたい。我慢はしますけど、お互いに熱くなることも出てくるでしょう」と要望。新井監督は「近本くんに続いて2人目なので本当に申し訳ないと思っている」と謝罪。

 ▽18日(マツダ) 8回にハーンの直球が佐藤の胸元を襲い、バットを投げ捨てて左腕をにらみつけた。藤川監督も鬼の形相を浮かべ、一触即発の雰囲気が漂った。藤川監督は「また明日、普通に試合をするだけ」と言いつつも怒気をにじませた。

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