◆JERAセ・リーグ 広島2―4阪神(19日・マツダスタジアム)

 阪神・佐藤輝明内野手が、因縁の相手を結果でねじ伏せた。同点の8回2死一、三塁、前日あわや死球の悪球を受けたハーンの直球を捉えた。

左翼手の頭上を越える勝ち越しの2点二塁打。塁上では珍しく感情を爆発させ、特大のガッツポーズを繰り出した。「やられていたので、やり返せてよかった」。ヒーローインタビューで充実の汗をぬぐった。

 遺恨を残す試合となった。逆転した直後、大山の脇腹付近にハーンの154キロ直球が直撃。その場に倒れ込むと、両軍がベンチから飛び出した。17日には前川が島内から死球を受け、「右肩甲骨骨折」のけがを負ったこともあり、一触即発の雰囲気が漂った。その後、「警告試合」が宣告された。

 9連戦も残すところ、20日からのDeNAとの3連戦のみ。藤川監督は「本当に紙一重のギリギリのプレーがつながってきて、苦しいゲームが取れたりするので結束力を発揮できた。自分の中ではベストゲーム」と振り返った。

「色々ありますけど、もう勝って黙らせるしかない」と主砲。4カード連続勝ち越しで、単独首位をキープ。一つ問題を乗り越えてさらに結束した藤川阪神が猛威を振るう。

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