◆JERAセ・リーグ 広島2―4阪神(19日・マツダスタジアム)

 阪神が8回に逆転に成功した。2死から中野が内野安打で出塁すると、森下の左前打で一気に三塁を狙った。

2死一、三塁で佐藤がハーンの直球を強振し、左中間へ勝ち越しの2点二塁打をお見舞いした。前日18日には、ハーンの胸元をかすめるあわや死球のすっぽ抜けボールに怒りを爆発させていた。因縁の相手にバットでやり返した。

 一触即発の空気が流れた。前日佐藤に悪球を投じ、遺恨の残るなか、ハーンの154キロ直球が大山の横腹に直撃。両ベンチから監督をはじめ、多くの選手が本塁に集まり乱闘寸前の大惨事に。「警告試合」が宣告され、ハーンは交代が告げられた。

 先発の村上は、2回1死、ファビアンとモンテロの外国人コンビに2者連続で左翼席にアーチを運ばれた。2者連続弾は6月12日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)以来2度目。まさかの展開となったが、それ以降は粘りの投球で無失点で切り抜けた。6回5安打2失点、121球でマウンドを降りた。

 4カード連続勝ち越しで、単独首位をキープしている。

 ◆藤川タイガースと新井カープの死球禍

 ▽25年4月20日(甲子園) 坂本が8回に岡本から頭部に死球を受けた。藤川監督が一塁ベンチから飛び出し、広島ベンチに向かって「来い」というような挑発的なジェスチャーを行い、あわや乱闘騒ぎとなった。その後、両監督は試合前のメンバー表交換時に目も合わさず、お辞儀もしない試合が続いた。新井監督は「腹に据えかねるものあった」と発言。

 ▽26年4月26日(甲子園) 8回に高から死球を受けた近本が左手首を骨折。2か月半の離脱を余儀なくされた。藤川監督は「相対的に見てデッドボールがちょっと多い。こちらもグッと我慢しているけど、多い」と不満げ。

 ▽7月17日(マツダ) 7回に島内から死球を受けた前川が右肩甲骨を骨折。藤川監督は「技術の引き上げをしてもらいたい。我慢はしますけど、お互いに熱くなることも出てくるでしょう」と要望。新井監督は「近本くんに続いて2人目なので本当に申し訳ないと思っている」と謝罪。

 ▽18日(マツダ) 8回にハーンの直球が佐藤の胸元を襲い、バットを投げ捨てて左腕をにらみつけた。藤川監督も鬼の形相を浮かべ、一触即発の雰囲気が漂った。藤川監督は「また明日、普通に試合をするだけ」と言いつつも怒気をにじませた。

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