◆北中米W杯▽決勝 スペイン1―0アルゼンチン(19日、ニューヨーク・ニュージャージー競技場)

 【ニューヨーク(米ニューヨーク州)19日=金川誉】スペインが延長の末に1―0でアルゼンチンを下し、2010年南アフリカW杯以来、2度目の世界王者に輝いた。

 試合は、ボール保持で圧倒するスペインが主導権を握った。

アルゼンチンを90分間でシュート0本に封じ込めるなど、盤石の試合運びを見せる。後半アディショナルタイムにはアルゼンチンのMFフェルナンデスが2枚目の警告で退場。数的優位となったスペインは延長後半1分、均衡を破った。右サイドからのクロスをFWウィリアムスが折り返し、FWトレスが左足で叩き込んだ。

 今大会のスペインに、極端なスター依存はなかった。1得点の19歳のヤマル、5得点を挙げたオヤルサバルらが躍動したが、特定の個に頼ることはない。準決勝でエムバペ率いるフランスを、決勝でメッシを擁するアルゼンチンを撃破したその道のりは、まさに「組織」の勝利だった。

 大会を通じた失点はわずかに1。鋭い攻守の切り替えと高い技術に裏打ちされたパスワーク、そして規律ある守備で、現代フットボールの究極形、と言える強さを証明した。スター不在のチームが、世界最高峰の舞台で頂点に輝いた。

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