[W杯マッチ103]ライスの試合開始直後の一撃やサカの圧巻ハ...の画像はこちら >>

先制点を決めたライス photo/Getty Images

合計10ゴールが生まれた壮絶な打ち合いをイングランドが制する

MATCH 103 3位決定戦

2026年7月19日 6:00キックオフ(会場:マイアミスタジアム)

フランス 4-6 イングランド

準決勝でスペインに完敗したフランス。これまでのように圧倒的な力を見せつけることはできなかった。3位決定戦では、アルゼンチン代表のリオネル・メッシと並ぶ8得点を決めているキリアン・ムバッペのゴールに期待がかかる。

一方のイングランドは、準決勝でアルゼンチンに逆転負け。試合終盤に5バックで引いて守ったことが裏目に出た。中2日とフランスよりも1日休みが少ない状況で3位決定戦に臨む。

両チームとも準決勝からはスタメンを大幅に変更。フランスは最終ラインを全員入れ替えたが、キリアン・ムバッペやマイケル・オリーセといった主力は引き続きスタメン入りした。

一方のイングランドはハリー・ケインとジュードベリンガムがベンチに。イヴァン・トニーやエベレチ・エゼ、ブカヨ・サカらが前線に並んだ。

試合開始直後にいきなりゲームが動く。開始3分にデクラン・ライスがボールをカットして自らゴール前までボールを持ち運び、右足を振り切る。ボールはゴール右隅に吸い込まれ、イングランドが先制した。

最高の立ち上がりを見せたイングランドは攻撃の手を緩めない。7分には右サイドのサカから最後はマーカス・ラッシュフォードがシュートを放つが、惜しくもゴールにはならなかった。

劣勢の展開が続くフランスだったが11分に反撃に出る。左のラヤン・チェルキから中央のウォーレン・ザイール・エメリにボールが渡り、シュートを放つもディーン・ヘンダーソンがセーブして得点を許さない。

試合は両チームとも縦に速い攻撃でゴール前までボールを運ぶエキサイティングな展開が続く。11分にはイングランドが素早い攻撃から右のサカが左足でゴールネットを揺らすも、ここはオフサイドの判定となった。

サカは18分にもシュートを放ち、コーナーキックを獲得。ライスがゴール前にボールを入れると、エズリ・コンサが高い打点であわせて、ヘッディングでゴール。早い時間に追加点を獲得したイングランドがフランスを突き放した。

ハイドレーションブレイク明けは、両チームともボール保持の時間を増やす展開に。33分にはラッシュフォードがペナルティーエリア手前から強烈な右足のシュートを放つもマイク・メニャンが見事にセーブした。

フランスは35分にゴールデンブーツを目指すムバッペが見せる。左からゴール前に抜け出すと右足で強烈なシュート。ヘンダーソンのファインセーブでゴールとはならなかったが、チャンスを作った。

良い攻撃を見せたフランスだったが、追加点を奪ったのはイングランドだった。37分に自陣の手前でボールを奪うと、ラッシュフォードとサカが前線へ一気に抜け出すロングカウンターを繰り出す。ラッシュフォードのシュートはメニャンに弾かれるも、最後はサカが左足で流し込み0-3とした。

イングランドは前半アディショナルタイムにさらに追加点を挙げる。ボール保持から中央でボールを受けたエゼがターンし、ゴール前のサカに完璧なスルーパスを送る。ボールを受けたサカは冷静に左足でゴール右に決めて4点差に。フランスを圧倒したイングランドが0-4で試合を折り返した。

攻撃に出たいフランスはハーフタイムで4人を交代。ウスマン・デンベレやブラッドリー・バルコラを投入して攻撃に出る。

すると後半開始直後にフランスがゴールを決める。後半から入ったダヨ・ウパメカノがボールを奪うと、中央のオリーセにボールが渡る。オリーセが左からゴール前に走り込んだムバッペへラストパスを送ると左足で流し込み1-4とした。

ムバッペはこのゴールで今大会9ゴール目。得点ランキングで単独トップとなった。

フランスは続けてゴールを決める。54分にDFの背後へムバッペがロングパスを送るとバルコラがゴール前に抜け出し、右足でゴール。前半とは正反対の流れでフランスが2点差に迫った。

その後も両チームともゴール前でチャンスを作る見ごたえのある展開に。59分にはイングランドのトニーがシュートを放つもメニャンがセーブ。フランスも61分に中央の突破からオリーセが左足を振るもゴールとはならなかった。

フランスは64分にデンベレ、65分にはウパメカノがシュートを放つなど攻め続けると、66分にゴール前でオリーセとの流れるようなパス交換から再びムバッペが左足でゴール。今大会10得点目となるムバッペのゴールでフランスが1点差に詰め寄った。

ハイドレーションブレイク明けフランスがボールを握ると、75分に右サイドのマロ・グストからのパスをオリーセが中央で受けてシュート。決定機を迎えたが得点には至らなかった。

79分にイングランドは今大会で大活躍を見せたジュード・ベリンガムとエリオット・アンダーソンを投入する。するとベリンガムが投入直後の80分にシュートを放つも追加点とはならず。

一方のフランスも81分にデンベレのパスからオリーセが右足でシュートを放つも枠を捉えられず。両チームともに終盤に決定機を作る。

すると85分にイングランドに追加点の大チャンスが。ベリンガムからの展開で最後は右サイドバックのジェド・スペンスがペナルティエリアに侵入。スペンスをグストが倒してしまい、フランスは痛恨のPKを与えてしまう。このPKをサカが決めてハットトリックを達成。劣勢が続いたイングランドが待望の追加点を決めて再び2点差とした。

最後まで諦めないフランスは後半アディショナルタイムに追加点。ウパメカノのボール奪取からゴール前までボールを運んだデンベレが左足でシュート。ゴール左に見事にボールが突き刺さり、再び1点差となった。

試合はこのまま終わらない。イングランドは90+8分こぼれ球をベリンガムが拾うとゴール前にボールを運び、相手DFをかわして冷静にゴールを決めた。

試合はこのまま終了。両チームあわせて10得点が生まれた壮絶な打ち合いをイングランドが制し、3位となった。


[スコア]
フランス 4-6 イングランド

[得点者]
フランス
キリアン・ムバッペ(48、66)
ブラッドリー・バルコラ(54)
ウスマン・デンベレ(90+6)

イングランド
デクラン・ライス(3)
エズリ・コンサ(18)
ブカヨ・サカ(37、45+1、87)
ジュード・ベリンガム(90+8)

[ポゼッション]
フランス 46%
 
イングランド 47%
 
中立 7%

[シュート数]
フランス:18本

イングランド:18本

[枠内シュート]
フランス:8本

イングランド:10本

[イエローカード]
フランス
なし

イングランド
なし

[レッドカード]
フランス
なし

イングランド
なし


フランス

監督:ディディエ・デシャン

フォーメーション:[4-1-2-3]

GK
マイク・メニャン(ACミラン)

DF
マロ・グスト(チェルシー)
イブラヒマ・コナテ(リヴァプール)
マクサンス・ラクロワ(クリスタル・パレス)
テオ・エルナンデス(アル・ヒラル)

MF
ウォーレン・ザイール・エメリ(パリ・サンジェルマン)
アドリアン・ラビオ(ACミラン)
マイケル・オリーセ(バイエルン・ミュンヘン)
ラヤン・チェルキ(マンチェスター・シティ)
デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン)

FW
キリアン・ムバッペ(レアル・マドリード)

交代出場
46分 ラヤン・チェルキ→ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)
46分 テオ・エルナンデス→リュカ・ディーニュ(アストン・ヴィラ)
46分 イブラヒマ・コナテ→ダヨ・ウパメカノ(バイエルン・ミュンヘン)
46分 デジレ・ドゥエ→ブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン)
90+1分 マロ・グスト→ジュール・クンデ(バルセロナ)


イングランド

監督:トーマス・トゥヘル

フォーメーション:[4-2-3-1]

GK
ディーン・ヘンダーソン(クリスタル・パレス)

DF
ジェド・スペンス(トッテナム
マーク・グエイ(マンチェスター・シティ)
エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)
ジェレル・クアンサー(レヴァークーゼン)

MF
モーガン・ロジャーズ(アストン・ヴィラ)
デクラン・ライス(アーセナル)
エベレチ・エゼ(アーセナル)

FW
ブカヨ・サカ(アーセナル)
イヴァン・トニー(アル・アハリ)
マーカス・ラッシュフォード(バルセロナ)

交代出場
46分 マーカス・ラッシュフォード→オリー・ワトキンズ(アストン・ヴィラ)
79分 エベレチ・エゼ→ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)
79分 イヴァン・トニー→エリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト)
83分 エズリ・コンサ→リース・ジェイムズ(チェルシー)
90+2分 マーク・グエイ→トレヴォ・チャロバー(チェルシー)

編集部おすすめ