◆JERAセ・リーグ 巨人―中日(19日・東京ドーム)

 巨人の小笠原慎之介投手=前ナショナルズ=が加入後初登板、初先発。古巣である中日相手に6回87球を投げて3安打無失点6奪三振の好投した。

「いい仕事ができました。チームが勝つことを祈って応援します」。勝利投手の権利を持って降板し、後をリリーフ陣に託した。

 ジャイアンツのユニホームを着て上がる初めての東京ドームのマウンド。初回、先頭の岡林をスイーパーで一ゴロ。2番・細川はチェンジアップで空振り三振。3番・福永をチェンジアップで遊ゴロに打ち取って3者凡退スタートとした。中日ファンからはブーイングも起こったが、無失点に抑えた小笠原へ、巨人ファンからは温かな大歓声が送られた。

 2回は4番・サノーを空振り三振に抑えるなど3人で片付けた。さらに3回もテンポ良く3者凡退とした。

 3回までを完全に抑えていた左腕は2巡目に入った4回。2番・細川を147キロ直球で空振り三振に抑えるなど2死を奪い、ここで3番・福永には直球を左前安打とされ、初安打。

それでも4番・サノーをカーブで空振り三振で抑えた。杉内俊哉投手チーフコーチは「日本復帰後初登板で古巣相手に緊張も見られたけれど、素晴らしい投球内容。ストレート、変化球(特にカーブ)、共に良い球を投げているし、ゾーンで勝負できている。この調子で頑張ってほしい」とエールを送った。

 0―0のまま迎えた5回は、この回の先頭・石川昂の足元へ当たる死球で走者を出し、6番・ボスラーにカーブを捉えられて左中間フェンス直撃の安打を浴びて無死一、三塁のピンチ。ここで7番・木下拓を詰まらせて直球で遊飛。7番・辻本にはチェンジアップを投じ、鋭い一塁への打球を一塁手・ダルベックが飛びついて、そのままベースを踏んだ。飛び出していた一塁走者は戻ることができずにダブルプレーに、小笠原はガッツポーズし、ベンチではダルベックと笑顔でハイタッチした。

 ようやく先制して迎えた1―0の6回は、2死から2番・細川に中前安打を浴びたが、4番・福永を3球で一邪飛に打ち取った。ベンチに帰るとコーチ陣や橋上監督代行と握手。6回無失点の好投で勝利投手の権利を持って役目を終えた。

 小笠原は24シーズン終了後に中日からポスティングシステムで米球界挑戦し、昨年はメジャーで1勝を挙げたが今季はメジャー登板はなく先発でマイナー3Aで3登板0勝1敗、防御率5・68。

同2Aでは8登板2勝1敗、防御率2・15でシーズン途中に巨人に加入した。

 前回12日のファーム・リーグ、中日戦(ジャイアンツタウンスタジアム)で加入後3試合目の実戦登板。カリステに2ランを打たれたものの、5回91球5安打2失点としっかりと試合をつくり、1軍での先発が決まった。「マウンドに立たないとわからないですけど、なるべく平常心を保ってやりたいと思います。(ジャイアンツファンに)早く認めてもらえるようにしっかり投げたいなと思います」と意気込んでいた。

編集部おすすめ