◆サッカー北中米W杯▽3位決定戦 フランス4―6イングランド(18日、マイアミ競技場)

 FIFAランク4位のイングランドは同3位のフランスに6―4で勝利し、今大会を3位で終えた。

 激闘の最後を締めくくったのは23歳の若きヒーローだった。

5―4の後半アディショナルタイム8分、MFベリンガムがカウンターからボールを運んでエリア内まで進入していくと、エリア左で右に切り返す。そのまま中央に切り込んでいくと、右足でネットを揺らした。

 後半42分のPKはハットトリックがかかっていたFWサカに譲ったが、最後は背番号10が独走でゴールを決める個の力で試合を決定づけた。ベリンガムは6得点でエースのFWケインと並んでいたが、7得点でチームの単独トップに浮上。W杯1大会の得点数でもイングランド代表史上最多となり、歴史に名を刻んだ。

 中盤のあらゆるポジションをこなす技術、献身的な走力、卓越した戦術眼を誇り、10代から「神童」と呼ばれた。バーミンガム、ドイツ・ドルトムントを経て、スペインのRマドリードに19歳の若さで加入した23歳は、欧州屈指の名門でも活躍を続けている。名前が「Jude」のため、活躍時にはRマドリードとイングランド代表の両方で、ビートルズの名曲「Hey Jude」をサポーターが熱唱するのが恒例で、今大会もサポーターと幾度となく歓喜を共有した。

 まだ23歳。まだ成長の余白を残しており、今後も「スリーライオンズ(イングランド代表の愛称)」の中心を担うことが期待される。悔しい経験をした背番号10が、4年後のリベンジへ向けて再び歩み始める。

 ◆ジュード・ベリンガム(Jude Bellingham) 2003年6月29日、イングランド・ウェストミッドランド州出身。

23歳。下部組織から過ごしたバーミンガムでは、19年に16歳ながらプロデビュー。翌シーズンにドイツ・ドルトムントへ完全移籍し、22―23年シーズンはブンデスの年間最優秀選手に選出。23年にスペイン・Rマドリードに加入。183センチ、81キロ。右利き。

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