◆サッカー北中米W杯▽3位決定戦 フランス4―6イングランド(18日、マイアミ競技場)

 18日(日本時間19日)、マイアミ競技場で3位決定戦が行われ、イングランド(FIFAランク4位)が、フランス(同3位)に怒とうの打ち合いの末に6―4で競り勝った。2試合ぶり出場のサカがハットトリックを達成し、ベリンガムが1得点をあげて大会通算7得点でチーム史上歴代最多を記録した。

フランスのエムバペは後半に2得点を挙げ、今大会通算10得点に到達。1大会2ケタゴールは56年ぶりの快挙で、大会通算22得点でメッシ(アルゼンチン)を抜き歴代単独最多に立ち、史上初の2大会連続得点王に前進した。

 イングランドがW杯史に残る乱打戦を制した。後半AT6分に一度頭を抱えたトゥヘル監督(52)は2分後、MFベリンガムがネットを揺らすと安堵の笑みを浮かべた。1試合6ゴールはイングランドにとって過去のW杯最多に並ぶ記録。1982年大会でハンガリーが10―1でエルサルバドルに勝った一戦以来、44年ぶりの2ケタ得点試合を制し、指揮官は「今日のパフォーマンスと精神力は、いくら称賛してもしきれない」とたたえた。

 3位決定戦とは思えないほどの激闘となった。前半3分のMFライスの圧巻ミドル弾で口火を切ると、前半だけで大量4点を記録。圧勝で終わると思いきや、後半からフランスの最強攻撃陣の猛反撃に遭い、後半21分には1点差にまで詰め寄られた。

 準決勝のアルゼンチンとの因縁対決は逆転負け。守備的な采配で逃げ切りに失敗したことで、トゥヘル監督に進退を問う声を含む厳しい批判が集中。指揮官が「まるで1次リーグで敗退したかのような雰囲気だった」と振り返ったアルゼンチン戦のように、再び逆転負けの悪夢がよぎる。

だが、この日は守備的にならず、最後まで打ち合いに真っ向から対抗。FWサカのハットトリック、23歳の若き10番ベリンガムによるイングランド代表史上最多の1大会7得点目で勝利をつかんだ。

 試合前には、手首の負傷でプレーできない最年長36歳のJ・ヘンダーソンが「次にW杯の試合に出る機会がいつ訪れるかなんて誰にも分からない」と熱弁。ベテランの熱い思いを受け、優勝した1966年大会に次ぐ好成績を残した。ドイツ出身監督は「自分たちにできるのはピッチで反発力を示し、次の勝利をつかむこと。それができてうれしい」と留飲を下げた。

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