◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦12回戦 〇同級1位・増田陸(判定)同級2位・比嘉大吾●(7月20日、東京・両国国技館)

 WBA世界バンタム級新王者の増田陸(28)=帝拳=が、比嘉大吾(30)=志成=に2―1判定勝利で王座を獲得して一夜明けた21日、東京・新宿区の帝拳ジムで会見に臨んだ。

 増田は試合中、左肩を引いて拳を高く上げ、右手を低く前に出して陽動する「トリケラトプス拳」のようなポーズを何度か見せていた。

会見後の取材で、この動きを「チョウチンアンコウ」と命名していることを明かした。

 「もっと出せばよかったですね、あれ」と増田。コンビを組む大和心トレーナー(51)も「いい流れの時にやるもんね、あれ。勝手にね。自分のリズムに乗って」と証言した。

 今年3月の元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)とのWBA挑戦者決定戦にも同様の動きを見せていたが、より左肩を高く上げて動きを大きくした「チョウチンアンコウ」にバージョンアップした。相手への陽動作戦の意味合いとともに、「自分がリラックスするような」(増田)狙いがあるという。

 比嘉との激闘で両目上をカットし、左目上を4針、右目上を6針ほど縫合して一夜明け会見に臨んだ。昨夜は午前3時半に就寝し、7時に目覚めたという。

 「全身の筋肉痛とともに目覚めました。勝ったという事実にホッとしたし、もっと強くなりたいという気持ちになった。12ラウンドフルに戦って疲労もあるので、心身ともにリセットしてから集中して練習に取り組めるようにしたい」

 今後は地元・広島に戻ったり、山に登って自然の中に身を置いて心身を整えてから、練習を再開する見通しだ。

新王者は「このベルトにふさわしいようなボクシングを目指して精進したいと思います」と決意を新たにしていた。

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