5月20日に「黒髪海峡」でデビューしたばかりの歌手・藤崎詩乃(うたの・20)の注目度が急上昇中だ。
デビュー曲は、師匠の作曲家・水森英夫氏が手がけた“ザ・王道”の本格演歌(作詞は岸快生氏)。
当初は、歌謡曲テイストの曲が候補に挙がっていたというが、成人式で着た振り袖姿の写真を見て、水森氏は本格演歌に舵(かじ)を切った。この日もきれいな和装姿でインタビューに応じたが「(歌唱時も)最初はワンピースの洋装で行く予定でした」と制作秘話も明かした。
デビューからわずか2か月。様々なイベントや歌番組に出演する日々に「毎日目まぐるしいです。初めてのことばかりで毎日ワクワクしてます」と笑う。音楽学部に通う現役大学生でもあり、「改めて両立することの難しさに直面しています」と音楽漬けの日々を過ごしている。
「詩乃」の名前は本名で、祖母はカラオケ喫茶を経営。歌に触れる機会は多く、「大人になったら歌手になるんだと思っていた」。13歳の頃に出場したカラオケ大会の審査員を務めていた水森氏の目に留まったことが、歌手への第一歩となった。
小学1年から6年間やってきたソフトボールの声出しでも鍛えた、力強く、高音でもぶれない歌声が魅力。水森氏から歌い方の指摘は少ないというが、「大きな声を出さないと何も伝わらない。歌詞が伝わらなきゃ何の意味もないからとにかく大きな声を出す。発声練習をしっかりしようという風に教わってます」と大切にしているアドバイスを明かした。
水森門下はグループレッスンを行うことから、先輩の立ち振る舞いから学ぶことも多いという。「レッスンに来られてたら皆さんでご飯を食べることもある。そういう時に普通に話しかけてくださる。すごいドキドキします」
“水森英夫の秘蔵っ子”と呼ばれる20歳の憧れは昭和の歌姫・美空ひばりさん。「全てのジャンルで、その曲の良さを120%引き出せるのはひばりさんの才能でしかない。すごく感銘を受けましたし、憧れてます」と目を輝かせる。自身も演歌に限らず、多くのジャンルに挑戦していきたい意欲を見せる。「一曲入魂で歌をお届けしていくので、ぜひどこかでお会いできればうれしいです」と更なる飛躍を約束した。
◆藤崎詩乃(ふじさき・うたの) 本名・加藤詩乃。2005年10月6日、福岡県生まれ。20歳。13歳の時に出場した地元のカラオケ大会を機に水森英夫氏の門下生に。20年、テレビ朝日系「音楽チャンプ2020SP」準優勝。26年5月20日「黒髪海峡」でデビュー。好きな言葉は「一万年生きるかのように行動するな」。

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