テレビのコメンテーターなどで活躍した評論家の山田五郎(やまだ・ごろう、本名武田正彦=たけだ・まさひこ)さんが14日夕方に死去した。67歳だった。

公式YouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」で22日、山田さんの所属事務所のマネジャーが発表した。

 テレビ東京系「出没!アド街ック天国」で共演した俳優の峰竜太がこの日、スポーツ報知の取材に応じ「もう30年近く一緒に番組をやってきましたから…。亡くなったのがいきなりだったのですごくショックです…」と肩を落とした。峰は「アド街」が始まった1995年からレギュラー出演。98年に「街に詳しい」コメンテーターとして番組に加わった山田さんとは、28年にわたって共演していた。

 山田さんと最後に会ったのは、2週間前の番組収録だった。「苦しいのは見て分かったんですが、最後の収録で、随分五郎さんしゃべったんですよ。番組の中で、いつもそんなにしゃべらないのに。1つの項目について長くしゃべったんです。それは(最後になる)覚悟があったのかな…」と回想した。

 番組では、数多くのやりとりをしてきた2人だが、プライベートで会うことはなかったという。山田さんと最後に会ったという2週間前の収録でも「僕には病気のことは一切話さず、番組が終わっていつも通り『お疲れさま』だけ」だった。

 山田さんを「年下の兄貴でした」と語った峰。山田さんは67歳、峰は74歳と7歳差だが、「年下なんだけど、『えっ!』って思うような細かい事柄を全部言ってくれる。兄貴のように、いい緊張感でお互いにやっていたと思います」と博識さ、勤勉さに敬意を示した。

 この日は「アド街」の収録だったが、山田さんの「指定席」はそのまま残して撮影を行った。「天国に行っても『アド街ック天国』ですよ。番組に対する思いがものすごく深かったのを聞いている。番組に車いすで出てきたりしたのは見ているので」と、天国へと旅立った“兄弟”に向けてメッセージを送った。

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