日本相撲協会は31日、大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。モンゴル出身の寿之富士(伊勢ケ浜)が新入幕を果たした。

師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)とともに都内で会見に出席した。

 番付表で一回り大きくなった自身のしこ名を真剣なまなざしで見つめた寿之富士は、「うれしい。目指していたところなので、昇進できてうれしい」。新十両から3場所でのスピード昇進に「親方の教えてくださったトレーニングが十両でも生きた。思っていたより早く幕内に昇進することができた」と喜びをかみ締めた。

 195センチの長身を生かした相撲で十両昇進後は10勝、9勝と安定して勝ち越してはいたが、更なる成長を求め、腰が高くなる癖を修正。「立ち合いで低く早く当たる練習をしていた」。名古屋場所は十両では自身過去最高の11勝4敗の好成績で優勝決定戦まで駒を進めるなど着実な成長を見せた。

 相撲を始めるきっかけとなったのは、モンゴル相撲の大横綱である父の影響。順調に番付を上げ、幕内までたどり着いたが、「全然近づいてないと思います」。次なる目標は幼少期に憧れた父の優勝パーティー。「(自分も)やりたい」。

夢をかなえるスタートラインには立てた。

 会見に同席した伊勢ケ浜親方も「いつか化けるだろうなという期待はありました」と、最大級の賛辞を送った。同部屋は他にも5人の幕内力士が在籍しており、「色々な人がいるので相手には恵まれてる。皆から刺激を受けて、皆から毎日アドバイスもらったりしている」と寿之富士。新入幕で目指すは2ケタ勝利。部屋への感謝を胸に更なる飛躍を目指す。

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