◆プロボクシング ▽61・0キロ契約8回戦 藤木勇我―ジュフェル・サリナ ▽WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 吉良大弥―カルロス・カニサレス ▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦12回戦 石井武志―ウィルフレド・メンデス(9月2日、横浜BUNTAI)

 アマチュア49戦全勝(33RSC)を誇り、世界ユース、全日本選手権など9冠を獲得した「ザ・キング」藤木勇我(18)=大橋=が1日、横浜市内のホテルでプロ2戦目の前日計量に臨み、契約リミットを100グラム下回る60・9キロでクリア。対戦相手のフィリピン・スーパーフェザー級12位のジュフェル・サリナ(29)=フィリピン=は60・2キロでパスした。

 6月10日のプロデビュー戦(59・9キロ契約)より約1キロ重い61キロ契約での試合。試合間隔も3か月弱と短かったが、コンディションにも抜かりはない。「最後まで相手を想定しながら練習できた。体重のことを考えて行動したのは、最後の一日ぐらいです。最後までよく仕上がった。自分の強みは攻撃力なので、そこをまた出していけたら」と手応えを口にした。

 所属ジムの大橋秀行会長(61)は「この2試合目が終わった時点で、また大きな試合が決まりましたので発表したい」と予告している。プロ3戦目で、地域タイトル挑戦が実現する見通しだ。スーパーフェザー級では、日本王者・奈良井翼(26)=RK蒲田=、東洋太平洋王者・波田大和(29)=帝拳=、WBOアジアパシフィック王者・大畑俊平(25)=駿河男児=の3選手がタイトルを保持している。ただ藤木は「今はもうそこは全く見ていない。あしたはしっかり自分のパフォーマンスを出して勝つだけです」と強調。「余裕は一つもないです。

今回の対戦相手をめちゃくちゃ過大評価しているし、強いと思ってる」。相手への警戒も緩めなかった。

 そして同じ興行では、世界戦が2試合組まれている。自身もまた、世界を見据える一人だ。「軽量級は日本人がとても強い。吉良選手と石井さんが絶対に世界を取ってくれると思う。あしたは世界戦以外のところでは『中量級では藤木がいるぞ』と。世界を狙えるのは中量級では僕だというところを見せたい。僕の日にしたい」と力を込めた。

 試合は映像配信サービス「Leminoプレミアム」で独占生配信される。

 ◆藤木 勇我(ふじき・ゆうが)2007年12月25日、大阪市生まれ。18歳。

元プロボクサーの父・直樹さんの影響で、兄・勇利(現東農大2年)とともに小学1年からボクシングを始める。大阪・興国高で計6度出場した高校全国大会(選抜、総体、国体)を全制覇。23年にアジアジュニア選手権(アジアユース)、24年にU―19世界選手権(世界ユース)、25年に全日本選手権を制し、アマ9冠を達成。好きなボクサーは元世界4階級制覇王者・ローマン・ゴンサレス。座右の銘は「楽な道より楽しい未知を」。

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