Umiosは7月13日、高輪本社(東京都港区)で2026年秋季新商品発表会を開催した。9月1日に発売する(メディケア食品は11月1日発売)のは、家庭用が新商品15品・リニューアル品6品、業務用冷凍食品が新商品8品・リニューアル品5品、メディケア食品(介護食品)が新商品7品。
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〈「主食強化と価値向上による日常需要の拡大」をテーマにした新商品〉
同社によれば、原材料費や物流費などさまざまなコストの上昇が続くなか、生活者の食に対するニーズは、時短・簡便性や健康志向にとどまらず、毎日の献立に悩むストレスなどの心理的な負担軽減や暮らし全体の心地よさを求める、より複合的なものへと進化しているという。また調理現場や介護・医療現場では、深刻な人手不足への対応が急務となっている。こうした背景を受け、同社は新商品・リニューアル品計38品を投入する。発表会の冒頭、あいさつに立った小梶聡取締役専務執行役員は、「Umiosが培ってきた資源調達力と加工技術力を生かし、簡便性や健康的であるだけでなく、素材や製法にこだわった本格的なおいしさで日々の食事を豊かにする家庭用商品、そして人手不足や栄養管理といった現場の課題解決に貢献する業務用商品を開発した」と語った。
このうち家庭用冷凍食品は新商品7品、リニューアル品6品を発売する。家庭用冷凍食品の概況について、長谷川孝成執行役員加工食品ユニット長が説明した。働く女性の増伽や単身世帯の増加、プチ贅沢・節約・コスパといったメリハリ消費を求める傾向から、食の外部化が進行し、日々の暮らしに冷凍食品が馴染んでいく中で、新たな需要も生まれているという。同社は今秋発売の新商品テーマに「主食強化と価値向上による日常需要の拡大」を掲げた。〈1〉主食カテゴリーの強化〈2〉価値訴求の高度化〈3〉日常使いの定着――3点をポイントに新商品・リニューアル品を発売する。
〈赤坂璃宮 譚オーナーシェフ監修の「新中華街」から「濃厚担々麺」〉
このうち主食カテゴリーの強化、価値訴求の高度化では、赤坂璃宮 譚オーナーシェフ監修の「新中華街」に「濃厚担々麺」を投入。冷凍麺の使用実態としては、在宅勤務時の昼食や、仕事・家事負担で疲労が蓄積しているときなどに利用されている。
〈市場が鈍化傾向で推移している弁当類を強化〉
また日常使いの定着では、市場が鈍化傾向で推移している弁当類を強化する。なかでも2000年発売のロングセラー商品「牛カルビマヨ」については、製造工程や仕様を見直し、新商品として発売する。同商品は、22年9月の旧広島工場火災により一時休売していたが、23年から群馬工場のラインにて生産を再開した。その際、加熱水蒸気オーブンによる焼成から、油調へと調理工程を変更したため、かつての味わいへと変更を求める声が、お客様相談室に数百件寄せられていたという。今秋から新石巻工場へと生産を移管し、新たに加熱水蒸気オーブンを導入することで、旧広島工場で生産していた味わいを再現するという。5個入90g。
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〈豚肉入り冷凍野菜ミックスで伸長傾向の焼きそば・ラーメンと提案強化〉
市場が右肩上がりで推移する「冷凍野菜ミックス」には、「焼きそば・ラーメンに即戦力!豚肉入り野菜ミックス」を発売。1袋に5種の具材(豚肉・キャベツ・たまねぎ・にんじん・青ピーマン)が入っており、焼きそばやラーメンなどにそのまま使用できる。同じく伸長するチルド麺・袋麺市場との提案を強化する。
〈業務用冷凍食品の概況〉
業務用冷凍食品の概況について、峠敏行執行役員食材流通ユニット長が説明した。25年度の惣菜市場は前年比3.7%増と堅調で、市場全体では好調を堅持も、業態間の格差は拡大の傾向にあるという。一方外食産業の市場動向変化としては、原料や人件費の高騰、飲酒の多様化などを反映し、金額と客数の乖離が広がっている。
こうした背景を受け、業務用冷凍食品事業の戦略としては、〈1〉顧客起点の商品企画(業態別ニーズに基づく課題解決と価値共創)〈2〉独自技術による価値創造(おいしさと簡便性を両立する技術革新と新たな価値創出)〈3〉外部環境変化への対応(資源制約・原料高騰・地政学リスクを踏まえた持続可能な商品開発)――の3点を軸とする。販売施策としては、業務用冷凍焼そば市場をリードするメーカーとして、独自技術を活用した本質的なおいしさを追求し、調理麺カテゴリーの価値向上と需要創出を通じて市場の活性化に貢献。深刻化する人手不足に対し、調理現場における作業負荷とコスト負担の軽減への貢献を目指し、水産資源を有効活用した商品提案を通じて持続可能な価値創出を推進していくという。
〈市場構成比の変化にあわせて商品投入と販売拡大を図る〉
主な新商品・リニューアル品としては、「直火炒めだしが効いた焼うどん(しょうゆ)」、「カニカマと彩り野菜のつまみ揚げ」を発売する。
スーパーのカテゴリ―別市場規模の推移では、米価高騰の影響から、調理パンと調理麺の実績が大きく伸長しており、同事業では市場構成比の変化にあわせて商品投入と販売拡大を図るという。「直火炒めだしが効いた焼うどん(しょうゆ)」のリニューアルでは、これまで焼きそば製品を主力に展開してきた同社だが、うどん製品についても強化する。製造を委託していた冷凍うどんを自社工場内に新たにラインを設け、内製化を実現した。内製化したことで、麺食感の経時変化が改善。時間が経っても麺のもちもち食感を長時間維持できるようになったことで、惣菜やホテルブッフェなどへの訴求を強化していく。
また「カニカマと彩り野菜のつまみ揚げ」は、当社独自の「新・ノンプリ製法」(衣付けした天ぷらを油調せずにそのまま凍結)を採用した、サクッとした食感に仕上げたつまみ揚げ。スーパー惣菜部門の人手不足は、専門技術が必要なため、年々深刻化しており、インストア製造の課題解決に向けて、業務用冷凍食品に期待が高まっている。製造過程で油調を行わない「新・ノンプリ製法」で、人手不足で継続が難しい「つまみ揚げ」の課題を解決した。その他の新商品については次号に詳報する。
〈冷食日報2026年7月14日付〉









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