今月、東芝ライフスタイルからポケットラジオの新モデル「AX-PR40」が発売されました。

今やスマートフォン1台あれば、いつでもどこでもラジオが聞ける時代。


そんな中で、なぜ「ポケットラジオ」だったのでしょうか。

“今”ポケットラジオに求められているもの

まずは商品開発に携わった、東芝ライフスタイル株式会社の荒川耕一郎さんに、どんな狙いがあるのか伺いました。

東芝ライフスタイル株式会社 バッテリー&オーディオ・ストレージ事業部 AN事業推進部
商品企画グループ スペシャリスト 荒川 耕一郎さん

ポケットラジオということで、防災の備えというところでの需要もございまして、今回のモデルに関してはラジオにLEDのライト機能というのが付いているんですが、そちらの「弱」機能を付けるということで、防災ユーズの時により長く使っていただけるというところをこの製品には追加しています。
新品電池で最大80時間使えると考えております。例えば「フェーズフリー」とか、そういう言葉もありますけれども、こちらの製品を使ってラジオユーザーが通常時も非常時も使えるところはあるんじゃないかなと思います。

80時間も光れば、数日間の停電の時も役立ちそうですよね!

このLEDライトですが、「防災」だけでなく、日々の生活の中の緊急事態。例えば夜間の探し物や枕元でちょっと明かりが欲しい時など・・・そんな時にも活躍します。

日常と非日常の壁をなくすポケットラジオ、脳の活性化にも?の画像はこちら >>
新モデル「AX-PR40」/提供:東芝ライフスタイル株式会社

また災害時は、スマートフォンの場合、インターネットが繋がらなかったり、調べ物をしたり連絡をとったりするため電源を温存しておきたい・・・ということでスマートフォンでラジオが聞けない場合もありますよね。ポケットラジオが一台あれば大変心強いです!

ただ、災害時にいきなり使おうとしても、スムーズに使うことが難しいかも・・・。普段から使い慣れていることこそが、最大の備え、まさに「フェーズフリー」の考え方です。

「耳だけで聞く」ことのメリット

また、ポケットラジオは防災だけじゃありません。

スマートフォンでラジオを聞いていると、どうしても画面を見ることがセットになって通知が気になったり・・・なかなか集中して聞けないという方もいるのでは?
ポケットラジオのようなラジオ専用機であれば「耳だけで聞く」ことに集中できます。「耳だけでラジオを聞く」ことで脳にどんな影響があるのか、脳内科医で、株式会社「脳の学校」代表の加藤 俊徳先生のお話です。

株式会社「脳の学校」代表・脳内科医 加藤 俊徳さん

普通ラジオって耳だけ貸しておくじゃないですか。

そうするとこの脳の聴覚系だけがすごく刺激されるのかなと思っていて・・・ところが、そこだけじゃなくて、むしろ右脳の側頭葉の、記憶・あるいはその理解する領域がすごく伸びていたんですよね。
それが僕はすごくびっくりして、もう一回考え直したらラジオって、人の声がどんどん変わったり、あるいは音楽にしても、言葉を理解しようとするわけですよね。ところが、ラジオから聞こえてくる言葉を理解するときに、実は言葉の意味を理解してるんじゃなくて、むしろその状況を自分の頭でイメージしながらなんとなくこんな感じじゃないかっていう・・・アナウンサーの人とこんな感じで喋ってるんじゃないかなとか、そういったことを想像するっていうことがものすごく、右脳の側頭葉を刺激するんじゃないかなと思いましたね。

耳を澄ませて頭の中でイメージすることが、脳トレになってるんですね!
確かに、好きなラジオ番組のパーソナリティの話す雰囲気やスタジオの様子って想像しちゃいますよね。

日常と非日常の壁をなくすポケットラジオ、脳の活性化にも?

「耳で聞く」という点では、最近では音声を聞いて読書をしたり、音楽を聴くという事もありますが、ラジオ特有の、話し方の間合い、日常会話風に伝える感じが、脳に刺激を与えているんだそうです。

おすすめの「ラジオ・ランダム聞き」

さらに加藤先生は、あえて「番組を何も選ばずに」スイッチを入れてみる、そんな使い方もおすすめなんだとか。再び加藤先生のお話です。

株式会社「脳の学校」代表・脳内科医 加藤 俊徳さん

聞く側が、「聞こえてくる」のか「聞きたい」のか「聞こえた」なのかでだいぶ違うと思いますね。偶然流れてきたものに対して、興味とか理解を示す能力っていうのは、認知症予防にはすごくいいと思います。
4~50代になってくると、普段の生活が非常にマンネリ化してきますよね。脳って違うことをやらないとすごく働きが悪くなるんですよね。使っている場所が偏ってくると悪くなるんですよ。

なのでそういう意味でそのランダムな情報がそのポケットラジオひねると出てくるっていう要素っていうのは、すごく脳のリラクゼーションにもつながるし、脳の使い方を変えることにもなりますよね。

あえて番組を選ばずにランダムで流してみる。
この場合も、ポケットラジオのような専用機であれば、あらかじめチューナー(選局)を合わせている方が多いでしょうから、ネットに繋ぐ必要もないので、どんな時も、ワンタッチですぐにランダムで聞くことができます。

日常的にラジオ専用機を使う事で、防災と脳トレ両方のメリットが期待できそうです。


(TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』より抜粋)

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