『ジェーン・スー 生活は踊る』。6月のスペシャルウィークは特別企画「生活はカバンで踊る!」をお届けしました。



最終日となる木曜日の生活情報は、カバンの中で「あれ? 鍵やリップがどこかに行っちゃった…」と、“バッグの中のプチ遭難”を起こしてしまう方にぴったりのアイテム「バッグインバッグ」を特集しました。

「せっかく買ったのにうまく使いこなせなくて挫折した」という方も安心してください。

今回は、無印良品で生活雑貨の商品企画・デザインを13年間担当し、現在は整理収納アドバイザーとして活躍されている水谷妙子さんに、失敗しない選び方と使い方を伺いました!

プロが教える!バッグインバッグ選びの3大ポイント

水谷さんいわく、バッグインバッグは「きれいに整理することより、戻しやすいことを優先した方が続く」とのこと。そんな使いやすさを決めるポイントは3つあります。

① 選び方のポイントは「使いまわし」か「専用」か

まずは、ご自身がどう使いたいかをイメージしてみましょう。

いろいろなバッグで使い回したい人

毎日バッグを替える方や、持ち物を一気にサッと移し替えたい人は、「少し小さめ」のサイズがおすすめ。バッグからバッグへサッと移動しやすい利点があります。

いつも同じバッグを使う人(入れっぱなしにしたい人)

バッグの内側に「ピッタリつくサイズ」を選ぶのがベスト。中でズレにくく、最初からそのバッグに仕切りがついていたように使えます。

水谷さん自身も、最近はこの「そのバッグ専用」で使う方法がお気に入りで、余計なすき間ができず物の出し入れがしやすいと感じているそうです。

※リュックや大きめのトートバッグの場合は、横幅だけではなく「深さ」に合っているかも大事です。小さすぎると、バッグの中で埋もれてしまう原因になります。

② ポケットは、多ければいいわけではない!

ついつい「ポケットがたくさんある方が便利そう」に見えますが、大事なのは「上から見た時に何がどこにあるかわかること」。まずは普段バッグに入れている物を全部出して、以下のようにざっくり分けてみるのがおすすめです。

小さい物:イヤホン、リップ、鍵、名刺入れなど

中くらいの物:財布、ポーチ、メガネケースなど

大きい物:水筒、折りたたみ傘、A4書類など

これらを分けた上で、「小さい物だけ仕切りたいのか」「財布やポーチまでポケットに入れたいのか」を考えると、自分に必要なポケット数が見えてきます。

細かく分類するのが苦手な人は、むしろ2~3か所くらいのざっくりした仕切りの方が、かえって使いやすいそうです。

③ 素材選びと「メインバッグ」との相性

バッグインバッグの素材は大きく分けると3つのタイプがあり、それぞれに一長一短があります。

メッシュ・クリア
メリット
中身が見えるので「どこに入れたっけ?」が減る。小物を探しがちな人に最適。

注意点・デメリット
やわらかすぎると自立しにくく、硬すぎるとバッグや小物とのこすれ・キズが気になることも。

ナイロン・ポリエステル
メリット
軽くて扱いやすく、種類やサイズも豊富。最初のひとつとして一番選びやすい。

注意点・デメリット
中身が透けないので、ポケットの深さによっては小物が少し見つけにくい。

フェルト
メリット
厚みとクッション性があり、中の物を守る。やわらかいトートの形を整える効果も。

注意点・デメリット
その分バッグの中で場所を取る。長く使うと表面の毛羽立ちが気になる場合がある。

★全体としては、ナイロンやポリエステル系がバランスよく、種類も多いのでおすすめです。

★また、ハイブランドや柔らかい革素材など、傷をつけたくない大切なバッグに入れる場合は、硬いメッシュ素材は避け、ナイロンやフェルトなど「あたりがやわらかいもの」を選ぶと安心です。

知っておきたい!プロが実践する「使い方のコツ」

「色」は明るめを選ぶ

バッグの中は意外と暗いので、バッグインバッグの色はベージュやライトグレーなど「明るい色」にするのが鉄則。これだけで小物の見つけやすさが激変します。

入れるもの・カバンの外に置くものの区別

基本はバッグの中で迷子になりやすい「イヤホン、リップ、鍵、目薬」などの小物を入れます。また、よく使う財布やポーチも入れておくと取り出しやすくなります。

一方で、水筒や折りたたみ傘はバッグインバッグの外側に置くのも手ですが、「バッグの中で倒れるのがイヤ!」という場合は、中に立てて収納できるタイプを選ぶのもおすすめ。

水谷さんも最近、水筒や傘を中に立てられるタイプを購入したところ、カバンの中で倒れにくくなり、他の物も取り出しやすくなったそうです!

ルールを「細かく決めすぎない」

「イヤホンは絶対ここ」「リップは絶対このポケット」と決めすぎると、続かない原因になります。「小さい物はこのあたり」「財布はここ」「水筒は立てる」くらいの、ざっくりした定位置で十分。きれいに分けることより、使った後に「戻しやすいこと」を優先しましょう。

⚠️ 逆に「バッグインバッグを使わない方がいい人」とは?

便利に思えるバッグインバッグですが、実は合わないタイプの人もいます。

物を元の場所に戻すこと自体が負担に感じる人

無理に使おうとせず、巾着やポーチにざっくりまとめる方がラクなこともあります。

バッグの中に物をどんどん入れてしまう人

バッグインバッグだけで整理しようとするのは難しいため、まずは「持ち物を少し減らしてから」使うと、効果を感じやすくなります。

️ スタジオでも実践!スー&宇賀神アナが使ってみた感想

実際に2人もバッグインバッグを使った生活を体験してみました!

◆ スーさんが試したのは……

【リュックにおすすめの縦型バッグインバッグ】

カバンの中“プチ遭難”解決!プロが教える”バッグインバッグ”...の画像はこちら >>

スー:「リュック用も深さがあるから、底の方で荷物がグチャグチャになるストレスから解放された。

私にはめちゃくちゃ合ってた!水谷さんの言っていた上から見た時に何がどこにあるかわかることは大事!」

◆ 宇賀神アナが試したのは……

【オフィス内を移動するのにもOKな持ち手付きバッグインバッグ】

【コスパ最強!ダイソーのメッシュバッグインバッグ】

カバンの中“プチ遭難”解決!プロが教える”バッグインバッグ”の選び方・使い方

宇賀神:「ダイソーのメッシュタイプは中身が透けて見えるので、リップや目薬の迷子が本当になくなりました。社内で会議室を移動するときも、持ち手付きのタイプならこれだけをサッと引っ張り出して移動できるので本当に便利。荷物の量とバッグの相性が合えば、挫折せずに続けられますね!」

カバンの中“プチ遭難”解決!プロが教える”バッグインバッグ”の選び方・使い方
宇賀神アナのトートバッグにピッタリ合ったのは型がしっかりしたフェルトタイプでした。

「もし『ちょっと失敗したかな』と思っても、別のバッグに入れると使いやすくなることもあります。バッグインバッグは、バッグとの相性も大きいです」と水谷さん。挫折したのはあなたのせいではなく、荷物量やバッグの形との相性が悪かっただけかもしれません。自分に合うものが見つかると、外出のたびに「あれ、どこ行った?」と探す時間が減って、お出かけがかなり快適になりますよ!

皆さんもポケットの数や見た目だけでなく、ご自身の荷物の量、バッグの形、そして「戻しやすさ」に合わせて、お気に入りの相棒を見つけてみてください。

TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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