ゲストは、キリンホールディングス株式会社マーケティング戦略部の岸川真(きしかわ まこと)さんです。飲料や食品から医療領域まで幅広く展開するキリンは、幼稚園や保育園を対象に、健康な生活習慣を伝える啓蒙活動『免疫ケア推進園』を行っています。

紙芝居などを通じて、子どもたちの免疫を維持する土台づくりを支援する取り組みです。キリンが考える「免疫」と、現代に健康習慣を伝える取り組みについてうかがいます。

現代人の免疫は、なぜ維持しにくいのか

岸川 キリンホールディングスは「よろこびがつなぐ世界」をスローガンに、飲料・食品からヘルスサイエンス、医療領域まで幅広く展開している会社です。商品開発だけでなく、「免疫ケア」を主軸に、健康な生活習慣そのものを社会に広げていく活動にも取り組んでいます。

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西田 キリンがそこまで注目しているということは、いま免疫が弱っているんですか?

岸川 はい。免疫は維持するのが難しいものなんです。

西田 たとえば、現代の生活が免疫を下げる原因になっているとしたら、どんな要素があるのでしょう?

岸川 身近なところでは、睡眠不足や食生活、運動不足、疲れなどが挙げられます。また、メンタル面の影響も含めて、現代の生活では免疫が低下しやすいのではないかと捉えています。

子どもたちが“けんこう大臣”に

キリンホールディングスの『免疫ケア推進園』とつくる子どもたちの健康習慣

「免疫ケア推進園 supported by KIRIN 特設ページより」

西田 『免疫ケア推進園』は、どんな活動なのですか?

岸川 健康習慣をたのしく前向きに取り入れられるよう、紙芝居などを使って行っている啓発活動です。免疫機能を維持するための取り組みを「免疫ケア」と呼んでいるのですが、そのベースになるのは、基本的な生活習慣の習得だと考えています。早寝早起きや食事のバランス、適度な運動といった基本的なことを、当たり前にできるかどうかが関わっていると思います。

西田 共働きの家庭も増えていますし、子どもはゲームやスマホを与えられると運動をしなくなりますよね。

岸川 仕事が忙しいと、親御さんが遊びに付き合えなかったり、暑い夏などは室内で遊ぶことが増えたりします。

そうしたなかで、健康習慣が乱れがちになることもあると思います。

西田 園では「けんこう大臣」を決めるんですよね?

岸川 クラスのなかで「けんこう大臣」という係をふたり決めて、「今日はこのミッションをやってみよう」と声をかけてもらいます。

西田 たとえば「20秒手洗いリレー」というものがありますね。

キリンホールディングスの『免疫ケア推進園』とつくる子どもたちの健康習慣

岸川 手を洗うときに、後ろに並んでいる子が20秒を数えるというものです。手洗いの指導はどの園でもやっていると思うのですが、徹底するのは難しいんです。わたしの娘も、一瞬だけ手に水をつけて終わりにしてしまっていました。

西田 しっかりつくられた紙芝居やプログラムが、すべての園に無償で提供されているんですね。

免疫を高めて、大切な日を元気に迎える

西田 現代の子どもたちは、寝るのが遅くなっているのでしょうか?

岸川 いろいろなデータがありますが、日本の子どもは少し睡眠不足だと言われています。未就学児の睡眠時間は11~13時間が目安とされていますが、日本は世界的に見ると1時間ほど短いんです。

西田 いま『免疫ケア推進園』は、どれくらい広まっているのでしょうか。

岸川 3月末時点で、6,431園まで広がりました。

西田 「大切な日を元気に迎えたい」という声も多いとリリースに書かれていましたが、みんなにとって切実な思いですよね。

岸川 ちょうど3月は、卒園を無事に迎えるためにという思いで取り組んでいました。

西田 今後の展望を教えてください。

岸川 活動を拡大していくだけでなく、子どもたちの健康に本当に意味のあることを探索し、中身もより充実させていきたいと考えています。

西田 先生と子どもたちが、免疫について継続的に話せるようなきっかけになるといいですね。一度訪れた園をまた訪ねて、その後の変化を聞いてみるのもおもしろいと思います。

キリンホールディングスの『免疫ケア推進園』とつくる子どもたちの健康習慣

(TBSラジオ『見事なお仕事』より抜粋)

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