全国各地で危険な暑さが続いています。きのうも各地で猛暑日となり、熱中症で病院に運ばれる人が相次ぎました。

私たち人間の熱中症対策も欠かせませんが、ペットも例外ではありません。

犬と猫の熱中症週間予報とは?

そこで、この危険な暑さからペットを守るため、ペット保険を手がけるアニコム損害保険では、「犬と猫の熱中症週間予報」を作成し、注意を呼び掛けています。この熱中症週間予報とはどんなものなのか、アニコム損害保険株式会社 塩澤 みきさんに聞きました。

アニコム損害保険株式会社 塩澤 みきさん

私達ペット保険の会社なんですけれども、保険会社っていろんな病気のデータが集まってくるところでして、熱中症っていうのはもう絶対に飼い主さんが対策をすれば防げる病気だと思っておりまして、それを予防してもらうために情報をお届けしようっていうことで始めています。1週間分をやや注意、注意、警戒、厳重警戒のイラストで表示していますので、それぞれをワンちゃん猫ちゃんの顔と暑さの背景の色とかを変えて、見た瞬間にわかりやすく伝わるような工夫はしています。実際に月別の熱中症の診療件数なんかも、4月、5月とどんどん倍々で上がっていくようなデータもありますので、毎年4月後半からお届けしています。

この「犬と猫の熱中症週間予報」は、全国主要10都市の熱中症への注意レベルを4段階で教えてくれるもの。

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猛暑からペットを守る 予報とバッジで熱中症対策

危険度が上がるにつれて、背景が緑から黄色、オレンジ、赤へと変わり、犬や猫の表情もだんだん苦しそうになっていくなど、ひと目でわかるデザインです。アニコムの公式インスタグラムやXなどで、毎週木曜日に配信され、今年は10月1日までの予定です。

犬の暑さを見える化

このように事前に気をつけることも大切ですが、特に犬の場合は、散歩中にその場の暑さに気づくことも欠かせません。そこで、犬がいる位置の暑さの目安を知らせてくれる新しい犬用グッズ「守ってワン」が登場しました。一体どんなアイテムなのか、株式会社スタジオ・ノア 落合 恵子さんに聞きました。

株式会社スタジオ・ノア 落合 恵子さん

犬の熱中症リスクを色の変化で知らせる、犬用のバッジです。犬は地面に近く、高温になりやすい。

なおかつ当然言葉が喋れないので、飼い主が暑さに気づいてほしいという思いもあって、アイディアが出てきました。社内でもいくつか実験した結果、気温が25度から28度ぐらいのときで、アスファルトの照り返し等で地面から30センチぐらい上、いわゆるペットの高さだと32度を超えていることがわかりました。約32度以上になると、イラストのワンちゃんの持っている黒い骨の部分が赤色に変化して「暑いよー!」との文字が出てきます。

このバッジは直径4~5センチほどで、リードや散歩バッグなど、飼い主の目に入りやすい場所につけます。

猛暑からペットを守る 予報とバッジで熱中症対策

ただし、このバッジが反応するのは犬の体温ではなく、バッジの周りの温度です。熱中症かどうかを判断するものではなく、散歩を続けるか考える目安になります。犬種のイラストも80種類と豊富で、愛犬に似たデザインを選べるよう、用意されています。ネットショップにて、税込み1,100円で販売されています。

猛暑からペットを守る 予報とバッジで熱中症対策

危ない犬の共通点

こうしたグッズで早めに危険に気づくことも大切ですが、同じ暑さでも、すべてのペットが同じように危険になるわけではありません。では、実際にどんな子が特に危ないのか。動物病院の「Pet Clinic アニホス」院長 弓削田 直子先生に聞きました。

「Pet Clinicアニホス」院長 弓削田 直子先生

健康な猫であれば、極めて熱中症になってしまう環境がなければまず猫は熱中症というのはほぼないです。

猫は砂漠出身なので、犬よりも暑さに耐えられる体の構造になってるんだと思う。犬がほとんどです。呼吸・換気がうまくできない犬種は一番陥りやすい。特にフレンチブルドッグみたいな犬種は鼻腔がすごく狭い。呼吸をする気管というのが、細い子が多いんです。本当は体温の調節って全部呼吸でするものですから、体の体温の上昇に対して換気が間に合わない。あとは肥満、その次に持病があるとか、認知症があるとかですね。

フレンチブルドッグなど鼻の短い犬は、例えるなら、普通の犬が太いストローで息をするのに対し、鼻の短い犬は、細いストローで息をしているような状態。そのため、呼吸の通り道が狭く、暑い時に熱を逃がす呼吸が追いつきにくいそう。 さらに、散歩中だけでなくお留守番中の室内での熱中症にも注意が必要だそう。突然の停電でエアコンが止まったり、冷房のない部屋に閉じ込められたり、犬や猫がリモコンに触れて知らないうちにエアコンが切れてしまうケースもあるそうです。見守りカメラで室温を確認するほか、いつでも自由に水が飲める環境を整えておくことが大切だそうです。

(TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』より抜粋)

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