無得点に終わったケイン Photo/Getty Images
粘り強い守備
MATCH 45 グループL第3戦
2026年6月24日 5:00キックオフ(会場:ボストンスタジアム)
イングランド 0-0 ガーナ
勝てばグループ突破が決まる両チームによる大一番。アフリカ勢との対戦を得意とし、ワールドカップでは5勝3分けと無敗を維持しているイングランドに対し、ガーナはワールドカップ史上初となる連勝を狙った。
イングランドは前節から先発を2人変更。ボールを保持しながら相手を崩そうとするスリーライオンズに対し、ガーナはコンパクトな2ラインを形成し、スライドを徹底した守備で対抗した。立ち上がりから球際での激しい攻防が続き、トーマス・トゥヘル監督が試合前に語っていたように、サイドでの攻防が勝負を左右する重要なポイントとなった。
開始15分時点でボール支配率はイングランドが80%を超える展開。ボールを失っても素早い切り替えを見せ、中盤で即座に回収すると何度もクロスからチャンスをうかがう。しかし、ガーナ守備陣は集中力を切らさず、最後の局面で身体を張って対応。イングランドに決定機を与えなかった。
一方のガーナは守備に追われる時間が長く、なかなかカウンターを発動できない。それでも組織的な守備を維持し続け、スコアレスのまま前半を終えた。
後半に入ると試合はややオープンな展開となる。ガーナもボールを前進させる場面が増え、カウンターからゴールへ迫る回数を増やしていった。
69分にはイングランドに好機。ハリー・ケインが巧みなターンからシュートへ持ち込んだが、十分な体勢で打ち切れず、ボールに勢いは生まれなかった。
すると79分、今度はガーナに決定機が訪れる。エベレチ・エゼのボールをアブドゥル・ファタウ・イサハクが奪取し、そのままドリブルで運び、プリンス・クワベナ・アドゥへスルーパス。ジョーダン・ピックフォードとの1対1を迎えたアドゥはDFと交錯しながらもシュートを放ったが、ゴール前にいたアントワーヌ・セメンヨに当たってしまい、先制点とはならなかった。
終盤にかけては再びイングランドが圧力を強める。86分、リース・ジェイムズのクロスにニコ・オライリーが頭で合わせると、シュートはクロスバーを直撃。さらにこぼれ球をケインが押し込もうとしたが、シュートは大きく上へ外れてしまった。
アディショナルタイムの93分にはコーナーキックからマーク・グエイが強烈なヘディングシュートを放つ。しかし、ゴールライン際でコジョ・ペプラ・オッポンが執念のクリア。ガーナは最後の最後で最大のピンチをしのいだ。
そして試合終了。ガーナが粘り強い守備を90分間継続し、イングランドを無得点に封じ込めた。スコアレスドローという結果ながら、守備陣の集中力が光る価値ある勝ち点1となった。
一方のイングランドにとっては課題の残る一戦となった。高い支配率を記録しながらも崩し切る場面は限られ、フィニッシュの精度も欠いた。決勝トーナメントを見据えるなかで、攻撃面の改善と先発メンバーの最適解を探る必要がありそうだ。
[スコア]
イングランド 0-0 ガーナ
[ポゼッション]
イングランド 59%
ガーナ 31%
中立 10%
[シュート数]
イングランド:18本
ガーナ:2本
[枠内シュート]
イングランド:4本
ガーナ:1本
[イエローカード]
イングランド
デクラン・ライス
ガーナ
イニャキ・ウィリアムス
イングランド
フォーメーション:[4-2-3-1]
監督:トーマス・トゥヘル
GK
ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)
DF
エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)
マーク・グエイ(マンチェスター・シティ)
リース・ジェイムズ(チェルシー)
ジェド・スペンス(トッテナム)
MF
デクラン・ライス(アーセナル)
エリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト)
ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)
アンソニー・ゴードン(ニューカッスル)
ノニ・マドゥエケ(アーセナル)
FW
ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)
交代出場
65分 ジェド・スペンス→ニコ・オライリー(マンチェスター・シティ)
65分 アンソニー・ゴードン→ブカヨ・サカ(アーセナル)
74分 ジュード・ベリンガム→モーガン・ロジャーズ(アストン・ヴィラ)
74分 エリオット・アンダーソン→エベレチ・エゼ(アーセナル)
83分 ノニ・マドゥエケ→マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)
ガーナ
フォーメーション:[4-4-2]
監督:カルロス・ケイロス
GK
ベンジャミン・アサレ(ハーツ・オブ・オーク)
DF
ジョナス・アジェティ(ヴォルフスブルク)
ギデオン・メンサー(オセール)
ジェローム・オポク(バシャクシェヒル)
マービン・セナヤ(オセール)
MF
カレブ・イレンキ(ノアシェラン)
トーマス・パルティ(ビジャレアル)
クワシ・シボ(レアル・オビエド)
アントワーヌ・セメンヨ(マンチェスター・シティ)
FW
ジョルダン・アイェウ(レスター・シティ)
イニャキ・ウィリアムス(アスレティック)
交代出場
66分 イニャキ・ウィリアムス→アブドゥル・ファタウ・イサハク(レスター・シティ)
66分 ジョルダン・アイェウ→プリンス・クワベナ・アドゥ(ヴィクトリア・プルゼニ)
87分 マービン・セナヤ→コジョ・ペプラ・オッポン(ニース)
95分 プリンス・クワベナ・アドゥ→ババ・ラーマン(PAOK)
大チャンス到来も
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 23, 2026
ファタウがフィジカル&スプリントでチャンスメーク
アドゥの執念の左足も先制点とはならず...
#FIFAワールドカップ グループL
イングランド×ガーナ
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