ケインらは力を発揮している Photo/Getty Images
メキシコ戦の勝利がターニングポイントに?
元イングランド代表DFで通算96キャップを誇るDFカイル・ウォーカー(バーンリー所属)が、今回のワールドカップで母国がめざすべき目標について語った。
英紙『THE Sun』のコラムでウォーカーは、メキシコ戦での勝利を評価しつつ、イングランドには決勝進出を期待するだけの力があるとの見解を示した。
「このW杯が我々のものだと考えるのは早すぎる。今でもフランスが優勝候補だと思っている」と慎重な姿勢を示した一方で、「ただ、今の状況で決勝に進めなければ失望するべきだ」と語り、イングランドがすでに優勝争いを意識すべき段階に来ていると主張した。
イングランドはベスト16で開催国の一つメキシコと対戦し、3-2で勝利。後半早々に退場者を出す厳しい展開の中でも、ジュード・ベリンガムやハリー・ケインらが力を発揮し、準々決勝進出を決めた。
ウォーカーは「メキシコ戦は、我々がずっと待っていたパフォーマンスだった。個人ではなく、チームとして全員が力を発揮した」と主張し、この試合がチーム全体の完成度を示す重要な一戦だったと評価している。特に称賛したのがベリンガムだ。
大会前には出場を疑問視する声もあったと振り返りながら、「大きな舞台で輝く選手はいる。彼は舞台が大きくなるほど力を発揮する」と評価。レアル・マドリードでプレイしているのは偶然ではなく、裏での努力があるからだと強調した。
ウォーカーは、守護神ジョーダン・ピックフォードについても高く評価。長年イングランドの正GKを務めてきたことは実力によるものだとし、「代表のユニフォームを着れば、いつも結果を出している」とコメントした。
また、ニコ・オライリーについても「素晴らしい仕事をしている」と称賛し、スター選手だけではなく、目立たない役割を担う選手たちの存在がチームを支えていると語る。
メキシコ戦終盤に投入されたダン・バーンやジョン・ストーンズについても、「体を張って守ることができる選手たち」と評価。守備陣の奮闘を称えた。
準々決勝でイングランドが対戦するのは、ブラジルを破ったノルウェーだ。
ウォーカーは、かつてマンチェスター・シティでともにプレイしたアーリング・ハーランドについて「彼は長い時間ボールに触れなくても、必要な瞬間にゴールを決めることができる」と語り、警戒を示した。
さらにノルウェーについても、組織力を備えた危険なチームだと分析。「正直、ブラジルと対戦するほうが良かったかもしれない」としながら、ハーランドやマルティン・ウーデゴーを擁する相手への警戒を強めた。
ウォーカーは、イングランドが過去の大会であと一歩届かなかった歴史にも触れ、「これまで何度も近づいてきたが、最後の壁を破ることはできなかった」と述べる。それでも、今回のチームにはその壁を越える可能性があると感じているという。
メキシコ戦で示したようなチームとしての結束を維持できれば、決勝進出という目標はけっして大げさなものではない。ウォーカーが語るように、今大会はイングランドにとって長年閉ざされてきた扉を開く大きな機会になっている。

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