2年前のEUROではスペインに軍配が上がっている Photo/Getty Images
事実上の決勝戦か
北中米W杯決勝トーナメントでは、スペインがベルギーを2-1と破って準決勝進出。これで、準決勝ではスペイン×フランスというカードが実現した。
事実上の決勝戦と言ってよさそうなこの一戦。スペインのルイス・デ・ラ・フエンテ監督は「試合後のインタビューで、フランスとの厳しい戦いになるがと尋ねられ「彼らも同じように心配しているだろう」「我々が2試合連続で彼らに勝利できた唯一のチームだということは偶然ではない」と語った。スペインは昨年のネーションズリーグ準決勝、一昨年のEURO2024の準決勝でもフランスに勝利している。
『SPORT』は「フランスを恐れるべきか?」と見出しを打ち、試合を分析している。鍵となりそうなのは中盤だ。フランスのチームがMFを5人しか選出しなかったことは大会前にも議論となったが、チームの性質をよく表してもいる。創造性は前線に集中しており、MFは堅実でフィジカルの強いタイプ。ディディエ・デシャン監督は、オーレリアン・チュアメニが負傷してからはアドリアン・ラビオ、マヌ・コネというセットを好んで起用している。このことがどう出るかと同紙は見ているようだ。
対するスペインは中盤に高い創造性を備えていることがそのままチームカラーとなっている。ベルギー相手にもボールを握って支配する構図は変わらなかった。スペインがフランス相手にもボールを支配できるか。
スペインには不安もあり、それはラミン・ヤマルに1ゴールしか生まれていないことだ。一昨年にEURO大会最年少記録を塗り替えた一撃のようなシーンはまだなく、あのゴールもまさにフランス戦で生まれたものだったが、今大会前にハムストリングを負傷していたことも影響があるのか絶好調であるとは言い難い。しかしスペインの得点は個に依存したものではなく、ヤマルが本調子でないとしても組織でカバーできることは強みにもなりうる。
スペインはフランスを止めることができるか。世界の注目がこの一戦に注がれることになる。

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