W杯決勝”25分ハーフタイム”に医師が警鐘 シャキーラ、マド...の画像はこちら >>

スポーツ医学の専門家がFIFAに警告を発している photo/Getty Images

長すぎる中断が選手の体と集中力に影響か

ワールドカップ決勝で予定されている異例のハーフタイムショーに、スポーツ医学の専門家が警鐘を鳴らしている。伊『La Gazzetta dello Sport』によると、通常15分のハーフタイムが約25分に延長されることで、筋肉の状態や集中力に悪影響を及ぼし、負傷リスクが高まる可能性があるという。



FIFAはスペイン代表とアルゼンチン代表が対戦する決勝で、シャキーラ、マドンナ、BTSらが出演するハーフタイムショーを実施する予定だ。2025年クラブワールドカップ決勝でも採用された演出だが、ワールドカップ決勝では異例の試みとなる。

同メディアの取材に応じたスポーツドクターのアゴスティーノ・ロッソーニ氏は、「25分近い中断では、通常より約10分長く筋肉を動かさない時間が生まれる」と指摘。「筋肉は冷えて弾力性を失い、その直後に最大強度の運動を強いられる。十分に体を温められなければ、筋肉や腱を痛めるリスクは高まる」と説明した。

さらに、影響はフィジカル面だけではないという。

ロッソーニ氏は「これほど長い休憩は集中力の低下も招く」とし、「セットプレイで数分止まるだけでも選手は集中を切らしやすい。25分も空けば、その影響はさらに大きくなる」と分析。糖質やカフェイン、タウリンなどを含むサプリメントで集中力を維持する工夫はできるものの、「この特殊なインターバルを最もうまく管理したチームがワールドカップを制する可能性もある」と語った。

また、途中出場の選手への影響も懸念している。ハーフタイムショー中はピッチが使用できず、控え選手が十分なウォーミングアップを行えない可能性があるため、「準備不足のまま出場すれば負傷につながる危険性がある」と指摘。スタジアム内に十分なウォーミングアップスペースが確保されるかどうかも重要なポイントになるとしている。


エンターテインメント性を高めるFIFAの新たな試みは大きな注目を集めている一方で、選手のコンディション管理という観点からは、新たな課題も浮き彫りになっている。

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