FIFAのインファンティーノ会長 photo/Getty Images
世界サッカー界の現実
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、今大会でバログンの出場停止処分を巡る騒動など数々の批判を浴びた。それでも、批判の影響は限定的で、むしろ権力基盤はさらに強まるとの見方が広がっている。
同メディアによれば、ヨーロッパではバログン問題を受けてUEFAや各国協会からFIFAへの批判が噴出したものの、複数のサッカー関係者は「問題はすでに収束した」との認識を示しているという。
背景には、インファンティーノ会長が築いてきた強固な支持基盤がある。2016年の就任以降、FIFA加盟211協会への財政支援を大幅に拡充。2027年のFIFA会長選でも、アフリカ、アジア、南米の各連盟はすでに全面支持を表明しており、対抗馬が現れる可能性はきわめて低いとみられている。
さらに記事では、インファンティーノ会長が2030年大会で64カ国制への拡大案を再び推進する可能性にも言及。クラブワールドカップの拡大や開催頻度の見直しなど、FIFAの商業路線は今後も加速するとの見方を示した。
一方で欧州の関係者からは、「サッカーの価値や競技の公平性よりも収益が優先されている」と懸念する声も上がる。それでも加盟協会の多くは、FIFAからの資金援助や大会拡大による恩恵を重視しており、反対の動きは広がっていないという。
『The Athletic』は「インファンティーノ会長はFIFAを完全に掌握しており、その状況は当面変わらない」と総括。批判を受けながらも、その影響力は依然として世界サッカー界で圧倒的なものとなっている。

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