バレーボール▽男子ネーションズリーグ(NL) 1次リーグ第3週大阪大会 日本3―0(25―20、25―22、25―16)ベルギー(17日、Asueアリーナ大阪)

 1次リーグ(L)を行い、世界ランク5位で今大会首位の日本は、世界ランク19位のベルギーを3―0で下した。大会史上最長の開幕11連勝を飾り、決勝大会(29日開幕、中国)へ首位突破を決めた。

日本は16日のカナダ戦からリベロを含む先発6人を入れ替え、今大会初先発のアウトサイドヒッター・甲斐優斗(大阪B)がチーム最多18得点と大暴れ。史上初の1次L全勝突破を目指し、19日の最終戦はアルゼンチンと戦う。

 今大会初先発の甲斐がこの一戦に思いをぶつけた。この日午前のミーティングで先発を告げられ「より気合が入った」と、身長200センチの高い打点からベルギーのブロックにおくせず、強いスパイクを打ち込んだ。2―0の第3セット(S)では得意のサービスエース。クールな22歳に珍しくガッツポーズが飛び出した。チーム最多18得点でけん引し「スタートから出て、コート上で気持ちを表現したいと思っていた。自分の持ち味を発揮できて、気持ちを表現できて良かった」と充実の汗をぬぐった。

 登録選手最年少22歳は試合前の練習から切れ味鋭いスパイクを何本もたたき込んだ。ホームのファンからも大声援が飛ぶ中、14歳差上の最年長セッター・深津英臣(名古屋)は「もうキレキレでしたね。『俺が出て、活躍したい』という思いを感じた。彼と一緒に勝ちたい」と思いながら練習からトスを上げた。

 甲斐は第1Sからエンジン全開だった。相手に迫られた23―20の場面で後ろからの二段トスを難なく決めきった。相手の204センチのオポジットのレッガーズは世界最高峰リーグ、イタリア1部で活躍する実力者。そのレベルの高いブロックと対峙(たいじ)しても、怖がらず、攻めの姿勢を貫いて得点を量産した。大暴れした22歳の大砲に対し、深津は「怪物ですね」と最高の褒め言葉を贈った。

 1次L首位突破を決め、既に進出が決まる決勝大会初戦の準々決勝の相手は、開催国で1次Lでは下位に沈む中国との対戦が決まった。甲斐らの活躍で選手層を見せつけ、石川や西田有志(大阪B)ら主力を休ませることにも成功。1日空いて19日はアルゼンチン戦。「最終戦も勝ちにいきたい」と甲斐。常勝軍団が史上初の全勝突破も目指し、勢いを加速させていく。

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