◆サッカー北中米W杯▽準決勝 アルゼンチン2―1イングランド(15日・アトランタ競技場)
FIFAランク4位のイングランドは同1位のアルゼンチンに1―2で敗れ、自国開催で優勝した1966年大会以来の決勝進出とはならなかった。後半10分にFWゴードンが先制点を獲得。
英メディアも試合の様子を速報し、試合後には「悲劇」「夢が打ち砕かれた」などといった見だしを各メディアが立てた。争点となったのはトゥヘル監督の采配。これまで通り4―2―3―1で試合を迎えたが、先制してしばらくしてから5バックに変更。守備を固めたが、後ろの枚数を多くしたことで攻撃に転ずることが出来ず、最終的にはその守備も決壊した。
英大衆紙「デイリー・ミラー」は「トゥヘルは判断を誤った。自らプレッシャーを招いてしまった。案の定、イングランドは崩壊した」と伝えた。アルゼンチンは今大会で劣勢の展開から何度も勝利していることから「どのチームも彼らに攻め込まれるのを許してはならない。あの采配は衝撃的だった。トゥヘル監督がディフェンダーを投入したのだから、彼の采配に責任がある」とすると「残念ながら、今回はトゥヘル監督は誰のせいにもできない。監督はチームをあと一歩のところまで導いたものの、そこで全てを台無しにしてしまったのだ」と痛烈に批判した。
また、「デイリー・メール」は「トゥヘル監督の守備的な交代策が裏目に出た」と見だしを打つと、86年のマラドーナの“神の手”ゴール、98年のベッカム退場劇と今回のAT逆転負けを並べ「暗い雰囲気の絵画3部作が完成した」と報じた。また、終盤は守備に徹した指揮官については「トゥヘル監督こそが、イングランドを主要大会でついに優勝へ導いてくれる監督だと希望を抱いていたが、結局は無駄で誤ったものだったことが判明した。いざ勝負の局面になると、トゥヘル監督は力及ばなかった。結局、彼はイングランドを勝利に導くことができる人物ではなかったのだ」と酷評した。

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