ブラジル代表の未来に危機感 元JリーガーのブラジルOBが外国...の画像はこちら >>

今夏のW杯ではノルウェーに敗れたブラジル代表 Photo/Getty Images

外国人選手の増加を問題視

フラメンゴやグレミオなどでプレイし、1998~1999年まで京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)でプレイした元ブラジル代表パウロ・シーラス氏が、アルゼンチン版『ESPN』のインタビューに登場。現在のブラジル代表について厳しい見解を示した。



ワールドカップ最多5度の優勝を誇るブラジル代表。ロナウドやロベルト・カルロスロナウジーニョなど数々ののスター選手を輩出し、長年にわたって世界屈指の強豪として君臨してきた。しかし近年はワールドカップで苦戦が続いており、2026年北中米大会ではラウンド16でノルウェーに敗れ、敗退する結果となった。

そんななか、1986年と1990年のワールドカップに出場したシーラス氏が、現在のブラジルサッカーが抱える問題について言及。ブラジルが再びワールドカップで優勝する可能性について問われると「もう二度とないと思う」と厳しい見通しを示した。

その背景としてシーラス氏が問題視したのが、ブラジル国内でプレイする外国人選手の増加だ。

「グレミオを一つの例に挙げよう。13人の外国人選手がいるが、その中に自国代表のレギュラーとしてプレーしている選手は一人もいない。そして、これから出てくる若い選手たちの成長を妨げている。外国人選手が多すぎるんだ」

ブラジルでは各クラブが1試合に登録できる外国人選手の人数に上限が設けられており、最大9人までとなっている。グレミオには13人の外国人選手が所属しており、シーラス氏は外国人選手の増加によってブラジル人の若手選手が出場機会を失い、将来的な代表選手の育成にも影響を及ぼしているとの見方を示した。

また、シーラス氏は現在のブラジル代表について、アルゼンチンやポルトガルよりも後れを取っていると主張。
「アルゼンチンは我々より先を行っている。ポルトガルも我々より先を行っている。まだ何も勝ち取っていないのにね。2026年ワールドカップでノルウェーに敗れたのは良かったと思う。そうでなければ、勝ち進んだ場合はアルゼンチンと対戦することになっていた。もっと悪い結果になっていただろう」と振り返った。

そして、ブラジルサッカーの将来について語る中で、現在の選手たちの意識にも苦言を呈した。

「今の選手たちは、自分たちのアイドルが誰なのかさえ知らない。どこでもプレーしてしまう。10番も9番も、もうどれくらいの期間いないんだ?」

「サイドバックも誰もやりたがらないだろう。目立たないからね」

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