魅力的な株主優待と高配当の両立は難しいと思われがちです。人気の優待株は配当利回りが低く、高配当株には優待がないケースが多いためです。

しかし、中には配当利回り3%以上の人気優待株も存在します。今回は、そうした銘柄を当てるクイズに挑戦してみましょう。


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今日のクイズ

 今日は、配当利回りの高い人気優待株を選ぶクイズです。


 以下【1】~【10】の10銘柄はいずれも人気の株主優待を実施しています。このうち、今期の予想配当利回りが3%以上の銘柄はどれでしょう? 五つ選んでください。


【投資クイズ】マクドナルド、JR西日本、サンリオ…優待が魅力的で配当利回り3%超なのは?
出所:各種資料より楽天証券経済研究所作成

 正解をお伝えする前に、株主優待制度について、簡単に説明します。


個人投資家にとってうれしい株主優待制度

 日本には「株主優待制度」という、世界でも珍しい制度があります。上場企業が株主に感謝して贈り物をする制度です。


 小売、外食、食品、サービス業では、個人株主がそのままお客さま(自社製品の購入者)になることもあるので、広告宣伝活動の一環として自社製品を優待品に積極活用する企業が多数あります。とても魅力的な制度なので、積極的に活用したら良いと思います。


 株主優待を積極的に活用した方が良いと考える理由は二つあります。


【1】優待品(サービス)と配当金が両方もらえる


 無配に転落しない限り、優待品(サービス)とは別に、配当金も受け取れます。


【2】株主優待制度は、小口投資の個人投資家を優遇する内容である


 株主優待制度は、個人投資家を優遇する内容となっています。そのため、株主優待制度に反対している機関投資家も多数存在します。

優待制度のほとんどは、小口投資家(主に個人株主)に有利で、大口投資家(主に機関投資家)に不利な内容です。


 以下は、典型的な優待の一例です。


<A社の優待内容>

 期末の株主名簿に記載されている株主に以下の自社製品を送る。


【投資クイズ】マクドナルド、JR西日本、サンリオ…優待が魅力的で配当利回り3%超なのは?
保有株式数ごとの株主優待の内容

 上記の優待内容から、100株当たり、どれだけの金額の優待を受けられるかを計算したのが、以下の表です。


【投資クイズ】マクドナルド、JR西日本、サンリオ…優待が魅力的で配当利回り3%超なのは?
出所:楽天証券経済研究所作成

 ご覧いただくと分かる通り、100株当たりの経済メリット享受額は、最小単位(100株)を保有する株主が1,000円で最大です。保有株数の多い株主は、100株当たりの優待で受け取れる額が少なくなります。つまり、株主優待制度は、少額投資の個人株主を優遇するものであることが分かります。


 個人株主数を増やしたい上場企業が、優待制度を積極的に活用して、個人株主にアピールを図っています。


正解

 9月9日時点で予想配当利回りが3%を超えているのは、以下の5銘柄です。


【1】伊藤園第1種優先株
【6】トヨタ自動車
【8】JR西日本(西日本旅客鉄道)
【9】JR九州(九州旅客鉄道)
【10】ソフトバンク


 以下の表に、予想配当利回りの一覧を載せています(2026年9月9日時点)。3%を超えているのは、赤の四角で囲んだ5社です。


【投資クイズ】マクドナルド、JR西日本、サンリオ…優待が魅力的で配当利回り3%超なのは?
出所:QUICKより作成、配当利回りは今期1株当たり配当金(会社予想)を9月9日株価で割って算出

 コメダホールディングスは、予想配当利回り2.2%で、東証プライム市場の平均配当利回り2.0%(9月9日時点)を少し上回っています。

優待を含めて考えると、配当利回りの水準も悪くありません。ただし、今日は3%以上を当てるクイズなので、クイズの正解には含まれません。


 伊藤園は、東京証券取引所に、普通株と第1種優先株の2種類を上場させています。普通株の方は、証券コード2593で、9月9日時点で株価3,135円、予想配当利回りは1.7%です。2026年4月期の1株当たり配当金(会社予想)は52円です。普通株も優先株も、どちらにも株主優待制度があります。優先株の方が配当利回りは高いですが、優先株には議決権はありません。


(窪田 真之)

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