ANAも発注の「世界最長ボディ」

 アメリカの航空機メーカーのボーイングは、新型旅客機「777-9」の4号機を使用し、機体の構造的な耐久性を検証する大規模な疲労試験を実施していると明らかにしました。

スゴい主翼を持つボーイング「新・世界最長巨人機」が驚愕の耐久...の画像はこちら >>

 777-9は、既存の「ボーイング777」をベースに機体サイズの拡大を図りつつ、燃費効率に優れた最新エンジンや新設計の主翼を採用した派生型です。

コックピットや客室も最新仕様に更新されています。初飛行は2020年で、実用化は最速で2027年を予定。ANA(全日空)も発注済みです。なお777-9は全長77m。実用化されれば「世界最長の胴体を持つ旅客機」になります。また主翼が長いことも特徴で、そのため主翼の先端を折りたたむ機構が採用されています。折りたたむことで、現在の空港設備をそのまま利用できるようになっています。

 この試験は、ワシントン州エバレットにある特設の試験装置で行われます。油圧装置を用いて翼や胴体に実際の飛行と同様の負荷をかけ、胴体を加圧するなどして、地上でのタキシングから離着陸、巡航までの一連の飛行をシミュレートします。

 シミュレーションは、穏やかな短距離飛行から、山岳地帯の雷雨といった過酷な状況まで、様々な飛行プロファイルが再現されます。試験は合計12万回の飛行サイクルを目標としており、これは機体の寿命の3倍以上に相当します。同社によると、すでに6万3000サイクルを突破し、結果は想定通りだということです。

 この試験の目的は、設計の堅牢性を実証し、航空会社に予測可能で信頼性の高いメンテナンス計画を提供することにあります。ボーイングで777-9のチーフ・プロジェクト・エンジニアを務めるトレーシャ・ラコー氏は、「私たちは学ぶためにテストを行い、航空会社が運航スケジュールを維持できるよう、予測可能で信頼できるガイダンスを提供します」としています。

【動画】えっ…これが「ボーイングの世界最長ボディの旅客機」驚愕の実験です

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