個人で楽しむには問題なし ただし…ダサいかも!?

 街中で、どう見ても国産車なのに海外メーカーのエンブレムが装着されていたり、トヨタ車にレクサスのエンブレムが付けられていたりするクルマを見かけることがあります。

「お、レクサ…ん? いやトヨタじゃん!」パチモンのロゴ どう...の画像はこちら >>

 こうしたケースの多くは、オーナーが購入後にエンブレムを交換したものです。

エンブレムの変更はドレスアップカスタムの一種として広く行われており、適切に取り付けられていれば車検に影響することはなく、整備不良と判断されることもありません。また、メーカー純正品に限らず、自作のエンブレムやアレンジを加えたデザインを装着すること自体も、個人で楽しむ範囲であれば問題ないとされています。

 一方で、SNSでは「なんちゃってエンブレムのクルマを見ると少しほっこりする。車検のとき恥ずかしくないのかな」「トヨタ車にレクサスのエンブレムを付けるのはさすがにダサい」といった声も見られ、エンブレムの付け替えに否定的な意見も少なくありません。

 カー用品店の担当者によると、車体に装着されているエンブレムは、主に「両面テープのみで固定」「ピンと両面テープを併用」「ボルトやナットで固定」の3種類に分けられるといいます。

 両面テープのみ、またはピンと両面テープを併用したタイプは、ドライヤーで温めながらゆっくりとはがす方法のほか、タコ糸や釣り糸をボディとエンブレムの間に通し、ノコギリのように左右へ動かして取り外す方法が一般的です。

 一方、ピンで固定されているタイプは外れにくい場合もあり、無理に力を加えるとボディを傷つけるおそれがあります。そのため、時間をかけて慎重に作業することが大切だといいます。市販のエンブレムはがし専用グッズを活用するのも有効です。

 また、ボルトやナットで固定されているタイプは、内装を外したり専用工具を使用したりする必要がある場合もあります。

 また、2020年代に入ってからは、ボディと一体化したように見える薄型の「フラットエンブレム」も増えています。立体的なエンブレムとは構造が異なるように見えますが、多くの車種では強力な両面テープなどで固定されており、基本的には取り外しが可能です。

ただし、一部車種のフロント部分のエンブレムにはロゴの裏側に先進運転支援システム(ADAS)のレーダーセンサーなどが組み込まれている場合があり、無理に取り外したり位置を変更したりすると、システムの性能に影響する可能性があります。

 なお、エンブレムの交換は個人で楽しむ範囲であれば基本的に問題ありません。しかし、偽装したメーカーエンブレムを製造・販売した場合には、商標権の侵害にあたる可能性があり、法的責任を問われるケースもあります。

【はがすの大変かも?】最近増えてる平面っぽいデザインの自動車ロゴ(写真)

編集部おすすめ