W杯2026のラウンド32で、前回王者アルゼンチンと大会初出場のカーボベルデが激突する。試合は日本時間7月4日(土)午前3時、マイアミ・スタジアムでキックオフだ。

FIFAランク1位対67位という数字だけを見れば圧倒的な戦力差。しかし、グループステージで世界を沸かせた島国の戦いぶりは、単純な下馬評を覆す可能性を秘めている。

48カ国の3分の2が勝ち上がるW杯 新設ラウンド32が広げた“間口”と、増えた一つの関門|ワールドカップ2026

カーボベルデ、3戦無敗の快進撃で初の決勝T
大西洋に浮かぶ島国カーボベルデは、W杯本大会への初挑戦でグループステージを3戦無敗で突破した。スペインとの初戦は0-0の完封。第2戦ではウルグアイ相手にMFケヴィン・ピナの直接FKでW杯初ゴールを記録し、一時は逆転を許しながらも後半に追いついて2-2の引き分けに持ち込んだ。最終戦はサウジアラビアと0-0で終え、グループH2位での突破を決めた。

チームを支えてきたのが40歳の守護神ボジーニャだ。人口60万人弱の小国の躍進に、主将は「誰もこの展開を予想していなかったが、我々には実力があると分かっていた」と胸を張った。守備の規律と粘り強さは、本大会屈指の強豪チームにも通じることを証明している。

メッシが記録更新、王者が首位通過
一方のアルゼンチンは、グループJを3戦全勝・勝ち点9で首位突破した。初戦のアルジェリア戦でメッシが今大会初のハットトリックを達成。2戦目、3戦目でも得点を重ね、グループステージで6得点を挙げて得点ランキングの首位に立つ。
38歳にして史上初の6大会連続出場を果たした司令塔の輝きは、今大会も別格だ。チームの失点はグループステージわずか1。ロメロを除く主力全員が出場可能とみられ、連覇への態勢は整っている。

「ボールは丸い」―島国が夢の舞台に挑む
カーボベルデの選手は「僕らはまた一つ歴史を作るチャンスを得た。スペイン、ウルグアイと引き分けてきた。チャンスはあると思う」と前を向く。スペイン戦を無失点で抑え、ウルグアイ戦でも2点を奪って引き分けた実績がある。堅守を武器に強豪の攻撃をしのぎ、セットプレーや速攻で一刺しできるかが鍵だ。

「相手はメッシ。夢が叶った」と語った選手の言葉が、この一戦の意味を象徴する。W杯の決勝トーナメントに進出した最小国が、最大の舞台でどこまで戦えるか。7月4日午前3時のマイアミから目が離せない。

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