女優の木村文乃(28)が自身のInstagramにアップした画像が話題を呼んでいる。

 木村は、今月15日に最終話を迎えた主演連続ドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)に寄せられたファンからの応援メッセージに感謝を述べつつ、1枚の写真を投稿。

「愛される作品に携わることが出来てわたしとっても幸せ者です」と綴りながら、ツインテールにおでこを出した女子高生姿をアップした。

 この写真がニュースサイトなどで取り上げられると、瞬く間にネットに拡散され、「いつもと雰囲気違うけど可愛すぎてぶっ飛んだわ」「おでこがステキ」「美人はどんな格好しても似合いますね」といった絶賛コメントが相次いだ。

 ただ、写真の中の木村はどこか不機嫌そうな表情でもあり、「なんでこんな仏頂面なの」「ドラマを見ている人に感謝って言っている割に顔が怖い」などのコメントも。もう少し笑顔の方がよかったのではないかという意見もあるようだ。

「『サイレーン』では、シリアルキラーに扮した菜々緒さん(27)のホステス姿やランジェリーなどのセクシーな衣装や、長い手足が存分に生かされた華麗なアクションに大きな注目が集まりましたが、木村さんも負けていませんでした。主演の松坂桃李さん(27)と仕事では同僚で私生活では恋人という設定だったため、タイトなパンツルックの"できるオンナ"から、一転して部屋着はゆったりとした胸元もあやういラフなものだったり、ドラマ後半では監禁されてコスプレショーみたいな展開があったりと、シリアスなドラマでしたが、とにかく衣装的にも物語的にもさまざまな変化があって面白かった。


 今回の木村さんのInstagramの画像は、ドラマを楽しんだ人にはタマらないものだったハズです。というのも、彼女の女子高生姿はドラマの核心をつくもので、その表情もまた物語の根幹を表している。木村さんは写真と同時に投稿したコメントの中で『諸悪の根元』(原文ママ)と書いていましたが、これもドラマを見ている人には伝わるものですからね」(ネットライター)

 一部のニュースサイトは「木村文乃の不機嫌JK姿が可愛すぎる」などと伝えているが、そこにはファンに対する木村の深い思いがあったようだ。それだけドラマ自体にも手ごたえを感じたのだろう。

「初回平均視聴率12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、このところの連続ドラマとして好調なスタートを切った『サイレーン』ですが、スポーツ中継などの影響で時間帯がズレることもあって中だるみしてしまった。菜々緒さんの迫真の演技は視聴者をひきつけるものでしたし、それに対抗する木村さんの健気な部分も魅力的でしたから、もう少し数字も伸びると思ったのですが...。


 それでもラストは11.5%を記録したワケですから、結末が気になっていた人も多かったのでしょう。それに、すべての謎が明かされると、驚きと絶賛の声のほか、『オチが強引すぎる』といった意見もあり、これだけ賛否を巻き起こすドラマも最近では珍しい。ネットには早くも続編や劇場版を望む声が上がっているほどです」(芸能ライター)

 フジテレビの火曜22時枠といえば、今年は『戦う!書店ガール』が平均視聴率3.3%で、『HEAT』が2.8%だった。一部メディアは"死に枠"とも称し、『サイレーン』が始まる前から大コケするのではないかといった指摘もあった。全話平均ではふた桁に届かず、決して大喜びできる数字ではないものの、これだけの盛り上がりを見せれば、主演のひとりを務めた木村としてもひと安心といったところなのかもしれない。

 木村は、今年この『サイレーン』以外にも3本の連ドラと2本の映画に出演するなど、まさに大車輪の活躍だったといえる。
こうした姿が影響してか、"今年最も美しく輝いた人"を表彰する「ベストビューティストアワード2015」も受賞。その授賞式で彼女は「自分らしくあることを一番大切にしたいと思っていて、より"らしさ"を大切にしていきたいなと思います」と来年の抱負を語った。わかる人にはわかるカタチで感謝を述べたのも、そんな木村らしい愛情のこもった表現だったといえそうだ。
(文=愉快)