任天堂の公式サイト「マリオポータル」にて、マリオが実は配管工をやめていたことが明らかになり、インターネット上でにわかに話題になっていました。確かにマリオと言えば配管工のイメージ……ですが、ちょっと待ってください! よくよく考えれば、マリオは実にたくさんの仕事をこなしてきたのです。


今回は、マリオがこれまでゲームタイトルで経験した意外な職業をご紹介します。医者から悪役、そして棒の操作役というよくわからない職業まで、本当にいろいろな経験を積んできたスーパーヒーローなのです。

◆ブロック崩しの棒を操作する仕事
https://youtu.be/BVp3lslfnZc

ゲームボーイのローンチタイトル『アレイウェイ』は、ものすごくシンプルなブロック崩しです。特徴があるとすれば、それは「ブロックを崩すためのボールを跳ね返す棒に乗っているのがマリオ」ということ。そう、あの棒はマリオが操作していたのです。

もし仮にゲームオーバーになってしまうと、マリオはなんと棒から飛び降りてその身を投げてしまうのです。
強靭な足腰を持つマリオならば高いところから飛び降りても問題はないでしょうが、それにしてもボールを落としたからといって投身してしまうとは……。マリオ、実は癇癪持ちなのでしょうか?

◆テニスの審判
https://youtu.be/9RsTH6Fp5AE

こちらは有名でしょう。ファミリーコンピュータの『テニス』では、マリオが審判を担当しているのです。いつもはステージ上を駆け回っているマリオですが、審判台に座る姿も意外とサマになっています。判定も信頼できそうですね。

このころのマリオはまだものすごく有名というわけではなかったでしょうから、こういった細々とした仕事を掛け持ちする必要があったのかも? ちなみにマリオはいろいろなスポーツにも手を出しています。


◆プロ(?)ゴルファー
https://youtu.be/TTQNIsB611I

ニンテンドー3DSの『マリオゴルフ ワールドツアー』などのシリーズが続いているように、今やすっかりマリオがゴルフをやっているのはおなじみになっています。はじめてゴルフに挑戦したのはディスクシステム『ゴルフJAPANコース』で、ファミリーコンピュータの『マリオオープンゴルフ』なども有名でしょうか。

趣味でやっているのか仕事でやっているのかの判定は怪しいところですが、ゴルフの腕前はかなりのもの。ここまで来るともはや単なる配管工とは言えなさそうですね。

◆プロスポーツ選手
https://youtu.be/XtUDs8q1NwY

そして、マリオはソニックと共にオリンピックにすら挑戦していますよね。『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』に始まり、ロンドンやリオのオリンピックにもゲーム作品として参加。
次の東京オリンピックにも登場してくれるでしょうか?

マリオたちが参加している競技は、マラソン・水泳・馬術・卓球・新体操など実にさまざま。そのどれも世界レベルというわけですから、これはもうとんでもないことです。我々はマリオを侮りすぎていたかも。

◆医者としてのマリオ
https://youtu.be/KNa52U8nyUE

オリンピックに比べると地味かもしれませんが、それでも十二分にすごいのが医者としてのマリオ。そう『ドクターマリオ』です。ドクターマリオは『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにも出演しているので、これはご存知の方も多いでしょう。


カプセルをポイポイと投与してバイ菌をどんどんやっつける姿は……、「これが医者なのか?」と思うかもしれませんが、たぶん医師免許は持っているでしょう。おそらく……。

◆クッキー職人&皿入れ替え職人
さらにマリオはクッキー職人でもあります。ファミリーコンピュータ『ヨッシーのクッキー』では、クッキーを並べて消すという職人芸を我々に見せつけてくれるのです。……これもクッキー職人として考えると少し奇妙ですが。

https://youtu.be/VYRg7B7VoE8

また『ヨッシーのたまご』ではお皿を入れ替える仕事をしています。
こちらのほうがよりどういう仕事なのか謎ではありますが、マリオにもいろいろと事情があるのでしょう。

◆ビルの解体屋
https://youtu.be/VYRg7B7VoE8

ファミリーコンピュータ『レッキングクルー』は、マリオを操作してモンスターだらけのビルに潜り込み、すべての壁を破壊するというゲームです。そう、マリオは解体屋としても働いていたんですね。

そしてマリオだけでなくルイージも解体屋として仕事をしており、さらにこのゲームにはブラッキーというマリオに似たライバルまで登場します。ブラッキーはかなりレアな存在ですが、Wii U『スーパーマリオメーカー』ではキャラマリオとしても出演しています。

◆一国一城の主
https://youtu.be/0DDzwDdE3MI

マリオといえば、キノコ王国のピーチ姫(つまり王族)を助ける一般市民というイメージが強いでしょうが……。
実はゲームボーイ『スーパーマリオランド2 6つの金貨』では、マリオが自分の王国と城を持っていることが判明するのです。

王国の名前は「マリオランド」、そして城の名前は「マリオ城」……。さらにマリオランドにはマリオの形をした大きな人形まで存在しています。こうなるとマリオは単なる一般市民とは言えなくなってしまいそうですね。とはいえその王国はワリオに乗っ取られてしまい、マリオはいつものように冒険を繰り広げるのですが。

◆レーサーとしてのマリオ
https://youtu.be/PhZGrJikQeo

大丈夫、『マリオカート』シリーズのことも忘れていません。スーパーファミコン『スーパーマリオカート』からマリオのレーサーとしての仕事が始まり、25年間もの間マリオは走り続けているのです。

マリオのレーサーとしての腕前はもはや語るまでもなく。4輪カートのみならずバイクやバギーを乗りこなす姿は男前と言えるでしょう。

◆悪役
https://youtu.be/3WfOnWdjrG4

そしてもうひとつ、マリオにとって黒歴史かもしれない仕事もあります。それは『ドンキーコングJR.』で悪役を務めたことです。

前作となる『ドンキーコング』で自分の恋人(レディもしくはポリーン)を奪われたので、その仕返しとしてドンキーコングを幽閉したのか、あるいはなんらかの事情があってドンキーコングを捕まえざるを得なかったのか。いずれにせよ、言い訳できないほどの悪役になってしまっているのは間違いのない事実でしょう。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
さて、いろいろとマリオの職歴を見てきましたがいかがでしたでしょうか。個人的には「棒の中の人」あたりがかなり謎ですが、それですらなんなくこなしてしまうのがマリオのすごいところ。これからも色々な場面で活躍してもらいたいですね。