消費者金融10社の金利を一覧で比較!利息の計算式や節約方法も解説
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ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。
この記事の目次
消費者金融でお金を借りようと考えている方は、金利が気になりますよね。
この記事では消費者金融ごとの金利を一覧でまとめていますが、先にお伝えすると、どれも大きな違いはありません。
それを踏まえ、利息を抑えるために知っておくべきノウハウを解説しています。
利息の計算式や金利の下げ方のポイントなど必要な情報を押さえていますので、ぜひ参考にしてください。
消費者金融10社の金利一覧
名が知れている代表的な会社と、知名度が低い消費者金融を合わせて10社ピックアップして、金利を一覧にまとめました。
ちなみに、比較するときは上限金利に着目してください。なぜなら、基本的に契約当初の金利は上限値になるケースが多いからです。
会社名 | 金利 |
---|---|
アコム | 年3.0~18.0% |
プロミス | 年4.5~17.8% |
アイフル | 年3.0~18.0% |
SMBCモビット | 年3.0~18.0% |
レイク | 年4.5~18.0% |
セントラル | 年4.8~18.0% |
フクホー | 年7.3~18.0% |
ユニーファイナンス | 年12.0~17.95% |
フタバ | 年14.959~17.950% |
ライフティ | 年8.0~20.0% |
10社を比較した結果、金利の下限には多少差がありますが、上限はほぼ横這いです。
もし、上限金利が年20.0%を0.1%でも超える場合は闇金であるため、絶対に関わらないでください。
どの消費者金融も上限金利に大差はない
一覧の通り、細かい違いはありますが、各社の上限金利は年18.0%程に収まっています。
前提として、消費者金融は個人に対し少額融資を行い、その利息がメインの収益となっています。
融資が少額の場合は、ある程度金利が高くないと事業として成立しません。
そのため、どの消費者金融も可能な限り金利を高く設定しようとします。
とはいえ、無限に金利が高くなっていくと消費者の負担が大きくなるため、法律で上限が取り決められています。
その法律とは「利息制限法」というもので、これにより消費者金融は(10万円以上100万円以下の貸付金額に対して)年18.0%を超える金利をつけることができません。です。
上記のような事情があるため、消費者金融は利息制限法で定められている上限である「年18.0%」を目安に金利を設定しているのです。
なお、利息制限法では以下のように貸付金額ごとの金利上限を定めています。
・参考:SMBCモビット『消費者金融の金利と利息の仕組みは?計算式と節約方法を解説』
利息の計算方法
消費者金融の利息は、以下の数式に金利や借入額を当てはめることで算出できます。
利息の計算式
- 「利息₌借入金額×金利(実質年率)÷365日(うるう年の場合は366日)×借入日数」
では、実際に1ヶ月目にかかる利息を以下の条件で計算してみましょう。
借入金額:10万円、金利:年18.0%
- 「100,000円 × 0.18 ÷ 365 × 30日 ₌ 1,479.45…」
今回の条件でシミュレーションした場合、1ヶ月目にかかる利息は「1,479円」であることが分かります。
上記のように、金利を用いることで事前に利息を算出することができるので、お借入前にどれくらい返済負担があるのか把握しておきましょう。
返済シミュレーションを活用しよう
実際に自分で利息を計算するのは少々面倒かと思いますので、そういった方は返済シミュレーションをご活用ください。
なぜなら、実際の利息は返済期間によっても大きく異なるため、単純に計算することが難しいからです。
例えば、借入金額は返済が進むごとに減っていき毎回変動します。
それを一つずつ細かく当てはめながら手計算することは大変な作業です。
そのため、多くの消費者金融では公式サイトに返済シミュレーションが用意しています。
とはいえ、すべての金融機関が返済シミュレーションを用意しているわけではありません。
事前に利息を把握しておきたい方は、以下のような返済シミュレーションをご活用ください。
利息を抑える3つの方法
利息を抑えるには以下の3つの方法があります。
利息を下げる3つの方法
- 無利息期間の活用する
- 繰り上げ返済をする
- 利用実績を積んで金利を下げる
借入や返済の状況によって選択肢が異なりますので、自分に合った方法を検討しながら見ていきましょう。
方法①無利息期間の活用
1つ目の方法は、無利息期間の活用が挙げられます。
無利息期間とは、消費者金融各社が独自に行っているサービスで、一定期間の金利がゼロになるというものです。
仮に借入金が10万円あり、内5万円を無利息期間内に返済したとしましょう。
無利息期間が終了後、残りの5万円に対し借入限度額に応じた金利が適用され、利息が発生します。
さらに、同じ条件で10万円全てを返済した場合は、無利息期間後に返済するお金がないため、利息は一切かかりません。
今回比較した消費者金融の中では、計7社が当てはまりますので、一覧で比較してみましょう。
会社名 | 適用期間 | 適用条件 |
---|---|---|
アコム | 契約から30日間 | ・契約が初めての方 |
プロミス | 借入の翌日から30日間 | ・契約が初めての方 ・メールアドレスの登録をする ・WEB明細書を利用する 上記を全て満たす方 |
アイフル | 契約の翌日から30日間 | ・契約が初めての方 |
レイク | 契約の翌日から最大180日間 ①30日間 ②60日間 ③180日間 ※①~③併用不可 |
・②③WEBから申込みの方 ・②③借入限度額200万円超の方 ・③借入金5万円以下の方 ・①~③共通で契約が初めての方 |
セントラル | 契約の翌日から30日間 | ・契約が初めての方(おまとめローンを除く) |
フタバ | 契約の翌日から30日間 | ・契約が初めての方 |
ライフティ | 借入の翌日から35日間 | ・契約が初めての方 |
設定されている無利息期間は、「いつからカウントされるのか」「何日間あるのか」など、各社で適用のタイミングが異なりますので事前に確認しましょう。
少額のお借入れや、翌月に全額返済できる方はぜひ無利息期間を活用してください。
方法②繰り上げ返済をする
2つ目の方法は、繰り上げ返済をすることが挙げられます。
借入金が多く、返済期間が長期になりそうな方は特に活用してください。
繰り上げ返済とは、毎月の返済額と別にプラスαで返済を行うというもので、プラスで返済した金額には利息が含まれていないため、借入金額を減らすことができます。
例えば、毎月4,000円を返済していたところ、今月はお金に余裕があったので、いつもより多めに1万円返済した時を考えてみましょう。
毎月の返済額より多めに払った6,000円には利息が含まれていませんので、元金に充てられる、という仕組みです。
利息の節約だけでなく、返済期間が短縮されるので、消費者金融各社でお借入する際は出来る範囲で繰り上げ返済を行うようにしましょう。
方法③利用実績を積んで金利を下げる
3つ目の方法は、利用実績を積んで金利を下げることが挙げられます。
繰り上げ返済同様に、借入金が多く返済が長期になりそうな方向けです。
利用実績を積むには、借入先との約束を守ることが大前提になります。
つまり、返済の遅れがないことです。その積み重ねにより、借入先の消費者金融との信頼関係を構築できるでしょう。
すると、借入先から優良顧客として認知され、担当者との交渉や増額による金利の引き下げができる可能性が高くなります。
ちゃんと返済できる人には、もっとサービスを利用してほしいと考えることから、条件を良くして利便性を高めるためです。
オススメの消費者金融を紹介
これまでの解説を基に、オススメの消費者金融2社を以下に紹介します。
オススメの消費者金融
- プロミス
- アイフル
金利を少しでも低くしたい人
金利を少しでも低くしたい方は「プロミス」をご検討ください。
なぜなら、他社と比べ「上限が年17.8%」と低い設定になっているからです。
もちろん無利息期間は30日間ありますし、無利息期間のカウントはお借入の翌日からです。
そのため、契約後借入まで日が空いてしまった場合でも、無利息期間を最大限に活用できます。
以上の理由から、金利を少しでも低くしたい方には「プロミス」をオススメします。
なるべく早く借りたい人
なるべく早くお金を借りたい人はアイフルを検討してください。
アイフルはWEB申込だと最短20分で借入できるカードローンで、スマホアプリの機能も充実しています。
カードを発行しなくても、アプリでセブン銀行とローソン銀行で取引できるため、周りにしられにくいサービスとなっています。
無利息期間も契約日翌日から30日間適用されるため、短期間で返済できればお得に利用できます。
まとめ
消費者金融の金利について幅広く解説しましたが、記事の要点をまとめると以下の通りです。
POINT
- 消費者金融の上限金利は決まっているためどこも大差ない
- 利息の計算は難しいため、返済シミュレーションを活用しましょう
- 利息を抑えるには3つの方法があり、①無利息期間の活用②繰り上げ返済をする③利用実績を積んで金利を下げる
消費者金融の金利について調べている方は、正しい知識を持つことが大切です。
金利や利息の仕組みをきちんと理解し上で、自身の状況をよく把握し、スタイルに合わせてご検討ください。
-
社名:新生フィナンシャル株式会社
登録番号:関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
電話番号:0120-09-09-09
貸付条件
貸付利率:4.5%~18.0%(年率)
※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
融資限度額 :1万円~500万円
返済方式:残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式
必要書類:運転免許証等
※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合)
返済期間・回数: 最長5年・最大60回
※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は変動します。
利用対象:満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)
収入条件:安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)
遅延損害金: 20.0%(年率)
担保・保証人: 不要
※ご契約には所定の審査があります。貸付条件を確認し、借入と返済のバランスを考えて計画的に利用しましょう。
無利息に関して
・Webで初めてお申込みで60日間無利息
・初回契約翌日から無利息適用となります
・無利息期間経過後は通常金利適用となります
・Web以外の無人店舗やお電話で申込むと、お借入額全額30日間無利息またはお借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。
※60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。
※30日間無利息、60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。