専業主婦が利用するなら銀行カードローン|家族に内緒で借入可能
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ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。
この記事の目次
収入のない専業主婦であっても、「カードローンを利用できないか?」と気になるのではないでしょうか。結論、選択肢は限られますが配偶者に収入があれば、専業主婦の方でも一部のカードローンを利用できます。
中でも銀行が扱うカードローンなら、配偶者に連絡が行われない可能性もあるので、家族に内緒で借入したい専業主婦の方に適しています。
この記事では、銀行カードローンを利用するメリットや注意点だけでなく、実際の借入までの流れや、アルバイトやパートをしている方に向けた借入方法も紹介します。
専業主婦でもカードローンを利用できる
カードローンは、原則として本人に安定した収入がなければ利用できません。なぜなら、安定した収入のない方は、貸したお金を返済できない可能性があると金融機関から判断されてしまうからです。
ですが、配偶者に安定した収入がある専業主婦の方であれば、カードローンを利用できる可能性があります。
専業主婦が利用できるカードローン
- 一部の銀行カードローン
- 配偶者貸付制度を適用したカードローン
一部の銀行カードローン
一部の銀行が扱うカードローンは、申込条件に「専業主婦でも利用可能」という記載があります。配偶者に安定した収入があれば、専業主婦であってもカードローンへの申込が可能です。
専業主婦が申込可能な銀行カードローン例
- イオン銀行カードローン
- PayPay銀行カードローン
- セブン銀行カードローン
- SBI新生銀行カードローン
上記の通り、専業主婦への融資を検討してくれるのは「ネット銀行」と呼ばれる金融機関の一部カードローンです。メガバンクと呼ばれる銀行が扱うカードローンは、申込条件に「専業主婦でも利用できる」と記載されていないため、注意してください。
配偶者貸付制度を適用したカードローン
消費者金融では、申込者本人に安定した収入がなければ融資してもらえません。しかし、配偶者貸付制度を設けている消費者金融を利用すれば、専業主婦であっても融資を受けられます。
ただし、配偶者貸付制度を利用した借入には、以下のデメリットがあります。
デメリット
- 配偶者貸付制度を扱う消費者金融は限られる
- 配偶者の同意書を提出する必要がある
配偶者貸付制度を利用する場合は、配偶者の同意書が必須のため、家族に内緒にしたい方には向いていません。また、配偶者貸付制度は「ベルーナノーティス」といった金融機関に限られているため、選択の余地が少ないのもデメリットといえるでしょう。
専業主婦向けの銀行カードローンを利用するメリット
専業主婦向けの銀行カードローンは、家族に気づかれにくいというメリットが挙げられます。なぜなら、原則として申込者以外への連絡が行われないためです。
ただし、返済遅延を起こした場合、家族へ連絡が行われる可能性があります。カードローンを利用する場合は、返済に遅れないように計画な利用を心掛けましょう。
夫の勤務先への電話連絡はない
カードローンの審査では、申込者の職場への電話が行われる「在籍確認」と呼ぶ手続きが行われます。在籍確認は、申込者が本当に働いているのかを確かめるために行われるので、原則として回避できません。
専業主婦の場合は、自身に収入がないので「配偶者への在籍確認」が必要となるのですが、原則収入証明書類等の提出で対応してもらえます。つまり、配偶者への職場に電話連絡が行われることは原則ないのです。
専業主婦向けの銀行カードローンを利用する際の注意点
専業主婦向けの銀行カードローンを利用する場合は、以下のような点に注意が必要です。
3つの注意点
- 借入限度額は10万〜50万円程度
- 即日の借入はできない
- 自宅に届く郵送物は要注意
注意点を把握せずに申込した場合、必要なお金が準備できなかったり、家族にカードローンを利用していると気づかれてしまったりするかもしれません。
周囲に内緒で安心してカードローンを利用するためにも、3つの注意点を必ず抑えておきましょう。
注意点1|借入限度額は10万〜50万円程度
専業主婦が銀行カードローンを利用する場合、借入限度額は10万〜50万円程度になります。専業主婦の方は、配偶者の収入で毎月の返済をするため、金融機関は高額な融資をしません。
専業主婦の方はそもそも働いていないので、配偶者の収入に見合った範囲内で融資を受けられると考えておきましょう。
注意点2|即日の借入はできない
前提として、銀行カードローンは即日融資をしていません。最短でも翌営業日以降の借入になるため、急ぎでお金が必要な方には向いていないサービスです。
専業主婦の方は、通常の申込者と比べて、審査に時間がかかる傾向があるため、利用するまでに数日~1週間ほども時間がかかる可能性があるという点も考慮しておきましょう。
注意点3|自宅に届く郵送物は要注意
専業主婦向けの銀行カードローンを利用する際は、自宅に届く郵送物にも注意しましょう。カードローンを利用していると、自宅に郵送物が届く可能性があります。郵送物には「利用明細書」や「契約書」が封入されているため、開封されてしまうとカードローンの利用を家族に気づかれる恐れがあります。
ただし、郵送物には銀行名が記されているだけなので、開封されない限り気づかれる可能性は低いでしょう。普段使わない銀行のカードローンを利用する場合は、新しく口座を作ったと伝えておくと良いかもしれません。
専業主婦向けの銀行カードローンを利用する流れ
専業主婦が利用できるカードローンは、スムーズに契約が完了すれば申込をした翌営業日にはお金を借りられます。
- 申込
- 書類の提出
- 審査
- 契約手続き
- 利用開始
手順1|申込
まずはカードローンの申込をします。一般的な申込方法は以下の通りです。
申込方法
- パソコンやスマートフォンを使った申込
- 電話を使った申込
- ローン契約機を使った申込
専業主婦が申込できる銀行カードローンは、パソコンやスマホを使った「WEB申込」のみに対応しているケースがほとんどです。WEB申込は24時間どこにいても申込が可能なため、外出する必要がありません。
ただし、早朝や深夜などの営業時間外に申込をした場合、各種手続きは翌営業日以降の対応となるため、次ステップまでに時間がかかる可能性があります。
手順2|書類の提出
カードローンの申込が受理されると、金融機関から本人確認書類の提出を求められます。
本人確認書類一覧
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
さらに、申込者の配偶者に安定した収入が本当にあるのかを確認するために、「収入確認書類」の提出も求められます。以下は「イオン銀行カードローン」で提出を求められる収入確認書類の一覧です。
収入確認書類一覧
- 源泉徴収書(直近年度)
- 給与明細(直近2か月分)
- 住民税決定通知書(個人事業主の場合)
- 課税証明書(発行後三ヶ月以内)
なお、WEB申込の場合、書類提出はスマートフォンのカメラで撮影し、インターネットを用いて画像をアップロードするため、書類をコピーしたり、郵送したりする必要はありません。
ですが、アップロードした写真の画質が悪いと、きれいな画像で再提出を求められる可能性があります。
手順3|審査
必要書類の提出が完了すれば、審査に移ります。審査は、申込者に融資をしても問題ないかを「申込時の入力内容」と「申込者本人と配偶者の信用情報」を参照して判断される手続きです。
出典:信用情報とは | CIC信用情報とは
クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報です。そして、この信用情報は、クレジット会社が顧客の「信用」を判断するための参考資料として利用されます。そのため、信用情報には人種や思想、保健医療、犯罪歴などの項目は、一切含まれません。
審査終了後、メールや電話で結果が伝えられます。信用情報に何らかの問題があった場合は、審査に落ちてカードローンを契約できないケースがあるので注意してください。
過去の金融サービス利用に問題があると審査に落ちる
信用情報には、「住居情報」「勤務情報」「金融サービスの利用経歴」など様々な記録があります。中でも金融サービスの利用経歴に問題があると審査に落ちてしまう可能性があるでしょう。
利用経歴に問題があると判断される例
- クレジットカード代を滞納した
- 携帯代を滞納した
- クレジットカード代もしくは携帯代の滞納を複数起こした
上記のように、過去にクレジットカードや携帯電話の利用料金を滞納した方は、カードローンでも同様のトラブルを起こすと判断されてしまいます。
過去の利用経歴が原因で審査落ちしてしまう場合は、他の金融機関でも同様の理由で利用できない可能性が高いでしょう。
手順4|契約手続き
審査に通過した後は、必要事項の入力と「利用限度額」や「返済方法」などの確認があります。契約内容に問題がなければ、カードローンを利用できるでしょう。
なお、ローンカードの受け取りは、一般的にローン契約機での発行や郵送など、本人の希望に合わせて選択できます。しかし、専業主婦が利用できるカードローンの場合、カードの受け取りは「郵送対応」のみです。
郵送の場合、借入するまでに時間がかかってしまうため、契約後すぐに借入したい場合は、スマートフォンのアプリや、会員ページから借入できるカードレスキャッシングを利用しましょう。
手順5|利用開始
契約を完了したら、カードローンを使って借入しましょう。ローンカードがなくてもスマホを使えば、「銀行振込」「ATMからの借入」が可能なため、カードの郵送を待たずに必要なお金を借りられます。
ただし、借入先によっては、ローンカードがないとATMでキャッシングできない可能性があります。その際は、銀行口座への振込サービスを使ったキャッシング方法をご検討ください。
◆専業主婦の方が利用できる銀行カードローンへの申込はこちら
イオン銀行カードローン
paypay銀行カードローン
セブン銀行カードローン
SBI新生銀行カードローン
収入があれば借入先の選択肢が増える
ここまでは、専業主婦の方に向けた借入方法を解説しました。ですが、配偶者の収入を利用した借入は難易度が高いため、思うように利用できない場合もあるでしょう。
もしも、銀行カードローンの利用ができなかった場合は、消費者金融から借入する準備をしましょう。多くのカードローンは、安定した収入があれば申込可能です。
つまり、月々の収入が少なくても定期的に給料を貰えていると証明できれば、借入できる可能性があるのです。
月収10万円以下のパート・アルバイトでも問題ない
「安定した収入」というのは、会社員でなくともアルバイトやパートとして働いて得たもので問題ありません。重要なのは毎月、定期的に一定の収入を得られているかどうかです。
上記の条件さえ満たせていれば、たとえ月収が10万円未満の少額であったとしても、消費者金融のカードローンに申込できます。
安定した収入があるなら大手消費者金融カードローン
定期的な収入を得た方は、大手消費者金融を利用しましょう。大手金融機関は、安定した収入のある方であれば利用できる可能性があります。
大手消費者金融は、「土日祝日でも即日融資可能」や「初めての利用なら無利息期間を適用」といった、利用者へのサービスが豊富です。さらに、申込者のプライバシーに配慮しているので、家族に気づかれずに利用できるでしょう。
ただし、利用可能年齢は消費者金融によって異なるため注意してください。
大手金融金融 | 利用可能年齢 |
---|---|
アコム | 18歳以上(高校生を除く) |
プロミス | 18歳~74歳まで |
レイク | 20歳~70歳まで |
アイフル | 20歳~69歳まで |
SMBCモビット | 20歳以上74歳以下 |
アイフルはWEB申込で最短20分融資が可能
アイフルは、申込後に電話相談をすると優先的に審査を行ってくれます。「WEB申込なら最短25分融資も可能」と明記してあるため、今すぐにお金が必要な場合は、公式サイトやアプリを使ってアイフルにWEB申込しましょう。
ただし、必ずしも最短20分で借りられるわけではありません。他にも最短融資を希望している申込者がいた場合は、申込後の手続きが混雑して25分以上かかってしまうケースがあります。
まとめ
本記事では、専業主婦が銀行カードローンを利用する流れ、利用する際の注意点を解説しました。
配偶者収入がある専業主婦であれば、一部の銀行カードローンへの申込が可能です。借入限度額の制限はあるものの、家族に内緒で利用する方法も存在します。
「専業主婦でもお金を借りたい」という方は、ぜひ本記事の内容を参考にし、銀行カードローンの利用を検討してみてください。
Q.アルバイトを始めたばかりでも借りられる?
ファイナンシャルプランナー|村上敬
始めたばかりの方は借りられない可能性があります
安定した収入は、どれだけの期間の間給料を貰っているのかを証明する必要があります。たとえば、アルバイトを始めたばかりの場合は、金融機関から「仕事を辞める可能性がある」と判断されてしまうかもしれません。最低でも6ヶ月ほどアルバイトを続けてから、申込をするようにしてください。