借金があっても借りられるカードローン3選|利用する条件は2つ
>提携企業一覧
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。
すでにお金を借りている場合でも、新たなカードローンの利用を検討している方も多いのではないでしょうか。そのような方に向けて、他社から借入している場合でも利用できる可能性のあるカードローンを消費者金融の中から3社紹介します。
ただし、紹介したカードローンであっても、審査を通過しなければ借入できません。また、借入数が増えればリスクも大きくなるでしょう。
この記事では、複数の借入をする場合に満たすべき2つの条件を解説します。その他、借入が増えた際のリスクと解決方法も紹介しますので、借金があっても借りられるカードローンを探している方はぜひご覧ください。
借金がある状態で新たなカードローンを利用する条件
結論、現時点で借金がある人でも新たなカードローンに申込できます。ただし、借金をしていない人と比べた場合、審査の際に返済する余力がないと判断されてしまう可能性があるでしょう。
そのため、すでに借金をしている人が新たなカードローンを利用するには、最低でも以下の条件を満たさなければなりません。
借金をしている人が新たにカードローンを利用する条件
- 年収の3分の1に近い金額を借りていない
- 借金の返済に遅れたことがない
ただし、上記の条件を満たしていた場合でも金融機関が融資できないと判断した場合は、新たなカードローンを利用できないので注意してください。
条件1:年収の3分の1に近い金額を借りていない
消費者金融は「貸金業法」という法律にある「総量規制」よって年収の3分の1を超える融資を禁止されています。そのため、年収の3分の1に近い金額をすでに借りている場合は、新しいカードローンを利用するのは難しいでしょう。
出典:日本貸金協会|貸金業法とは総量規制とは
総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。総量規制の対象となる「個人向け貸付け」とは、個人がお金を借り入れる行為のことです。
ただし、個人が事業用資金として借入れる場合は、原則として総量規制の対象とはなりません。
なお、銀行が扱うカードローンの場合、消費者金融と異なり「銀行法」が適用されます。銀行法は融資額に明確な制限を設けていませんが、過剰な貸付を防ぐために自主的に制限をしています。
消費者金融、銀行のどちらに申込をするにしても、すでに年収の3分の1に近い金額を借りている場合は、新たなカードローンの利用は難しいでしょう。
条件2:借金の返済に遅れたことがない
過去に返済を遅延させた場合、新たなカードローンの契約が難しくなる可能性があります。なぜなら、過去に返済を滞らせた人は、「また遅延を繰り返す可能性がある」と金融機関に判断されてしまう可能性があるからです。
金融機関に融資不可と判断される例
- 何度も返済に遅れた
- 2ヶ月以上の長期間返済に遅れた
金融機関は、審査の際に過去の取引情報が分かる「信用情報」を照会します。1回程度の返済遅れであれば新しいカードローンを利用できる可能性がありますが、上記の遅延を起こしている場合は、信用がないと判断されてしまうため審査を通過するのは難しいでしょう。
出典:CIC|信用情報とは信用情報とは
クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報です。
他社の借入があっても借りられるカードローン
2つの条件を満たしている人は、大手消費者金融が扱うカードローンに申込をしてみましょう。
大手消費者金融は、既に他社での借入がある人に対しても柔軟に審査を行っており、返済能力があると判断されれば、融資を受けられる可能性は十分にあります。
さらに、これから紹介する3社はいずれも「無利息期間サービス」を提供しているので、期間内は利息ゼロで利用できます。一時的に返済の負担が楽になるので、合わせて検討してみてください。
利用者の数がトップクラスのアコム
アコムは、大手消費者金融の中でも利用者が多い特徴があります。(2022年6月末現在で、利用者数は152万件7千件)
カードローンを複数利用している人は少なくないので、アコムの利用者の中には2社目以降として借入している人がいると考えられるでしょう。
利息負担が少ないプロミス
プロミスは、消費者金融機関の中でも上限金利が低く設定されたカードローンです。プロミスを利用すれば、利息負担を抑えられるでしょう。
大手消費者金融カードローン | 金利 |
---|---|
プロミス | 年4.5〜年17.8% |
アイフル | 年3.0~年18.0% |
アコム | 年3.0~年18.0% |
SMBCモビット | 年3.0〜年18.0% |
レイク | 年4.5〜年18.0% |
上記の表の通り、プロミス以外は上限金利が年18.0%に設定されています。長期的な利用を検討されている方は、プロミスに申込してください。
選べる無利息が魅力
レイクは、初めての契約に限り、選べる特典が魅力です。特典が適用されている間は利息がかからないため、期間内に完済できれば借りた金額以上の支払いをする必要がありません。
レイクの選べる無利息
- 通常申込で30日間無利息
- WEBで申込すると60日間無利息
- 借入額5万円まで180日間無利息
借入金額と返済期間によって、どの特典を適用すればよいのかは異なるので、事前にシミュレーションをしてから申込してください。
借入件数が増えた場合のリスク
借入件数が増えれば、生活に影響を及ぼすリスクが発生します。
借入件数が増えると発生するリスク
- 返済が滞る可能性が上がる
- 目的ローンの審査に影響が出る
複数の金融機関から借入を受けている状態は「多重債務」と呼ばれ、短期間で借金を完済するのが難しくなります。多重債務にならないためにも、借入件数が増えた際に発生するリスクを把握して計画的な利用を心掛けましょう。
返済が滞る可能性が上がる
すでに借金をしている人は毎月の返済をすでにおこなっているため、返済の余力が少なくなります。借入件数が増えれば、さらに返済への余力が少なくなるので遅延を起こしてしまう可能性が高くなるでしょう。
複数利用していることで発生しやすい遅延の例
- 返済金額が不足してしまった
- 会社ごとの返済日を管理できず入金を忘れてしまった
上記のような遅延を防ぐためには、月々の支払い金額と返済日は正確に把握しておいてください。
目的ローンの審査に影響が出る
すでに借金をしている人は、住宅ローンや自動車ローンといった目的ローンの審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
なぜなら、すでに借金をしている人は、長期的な返済が必須となる目的ローンの返済に遅れてしまう可能性があると金融機関から判断されてしまうからです。
目的ローンを利用したい場合は、なるべく借金を返した後に申込するようにしましょう。
借入件数や金額が多い場合の対処法
借入件数や借金総額が多い方は、新たなカードローンの契約が難しくなります。その場合は、おまとめローンと呼ばれる返済に特化した借入を検討してみてください。
おまとめローンとは、複数の借入をひとつの窓口にまとめて返済をしていくローンです。つまり、返済に専念したい人が利用できるローンといえます。
上記の通り、おまとめローンは総量規制の対象外となるため、年収の3分の1に近い金額を借りている場合でも利用できます。
ただし、おまとめローンであっても審査を通過しなければ借入できませんし、融資額や返済方法によっては最終的な利息負担が大きくなってしまう可能性もあります。
おまとめローンを利用する場合は、月々の支払い金やいつまでに完済するのかを明確にして利用しましょう。
東京スター銀行のおまとめローン
東京スター銀行が提供しているおまとめローンは、利用限度額30万円以上1,000万円以下、金利が12.5%となっているため、通常のカードローンよりも低い金利で利用できます。
ただし、利用するまで「最低3営業日」を必要とするため、急ぎで利用したい場合には向いていないので注意してください。
アイフルのおまとめローン
アイフルでは、「おまとめMAX」「借り換えMAX」と呼ばれる二つの返済専用ローンがあるため、借入先がひとつしかない場合でも利用しやすいでしょう。
さらに、アイフルのおまとめローンは即日融資可能という特徴もあります。通常、おまとめローンは審査に時間がかかってしまうため、翌日以降の融資が一般的です。急ぎでおまとめローンを利用したい場合はアイフルに申込をしてみてください。
>>アイフルのおまとめMAXと借り換えMAXへのお申込はこちら
まとめ
すでに借金がある場合でも、新たなカードローンでお金を借りられる可能性は十分にあります。
しかし、他社で借金がどれぐらいあるのか、あるいは返済遅延を起こしていないかなどにより、審査の結果は変わってきます。新たに申込する場合は、紹介した無利息期間を提供しているカードローンなどを上手に使ってみてはいかがでしょうか。
そして、新たな借入先を増やした場合は生活に影響が発生するリスク可能性が高くなることを理解しておきましょう。
借入件数が増えると発生するリスク
- 返済が滞る可能性が上がる
- 目的ローンの審査に影響が出る
借金をどうにかしたい場合は、おまとめローンや借り換えローンといった返済に特化した融資をうけることも選択肢に入れてみてください。
-
社名:新生フィナンシャル株式会社
登録番号:関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
電話番号:0120-09-09-09
貸付条件
貸付利率:4.5%~18.0%(年率)
※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
融資限度額 :1万円~500万円
返済方式:残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式
必要書類:運転免許証等
※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合)
返済期間・回数: 最長5年・最大60回
※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は変動します。
利用対象:満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)
収入条件:安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)
遅延損害金: 20.0%(年率)
担保・保証人: 不要
※ご契約には所定の審査があります。貸付条件を確認し、借入と返済のバランスを考えて計画的に利用しましょう。
無利息に関して
・Webで初めてお申込みで60日間無利息
・初回契約翌日から無利息適用となります
・無利息期間経過後は通常金利適用となります
・Web以外の無人店舗やお電話で申込むと、お借入額全額30日間無利息またはお借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。
※60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。
※30日間無利息、60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。
Q.なぜ年収の3分の1以上の借入ができないのか
ファイナンシャルプランナー|村上敬
過剰な貸付を防止するためです
一般的に総量規制と呼ばれる「年収の1/3」までの貸付は、銀行と、信販会社や消費者金融などを分けて考える必要があります。総量規制は、個人向けの過剰な貸し付けを防止するために、貸金業法と言う法律で規定されたルールです。貸金業法の対象は、消費者金融や信販会社などで、銀行は対象外です。しかし、消費者金融等が総量規制によって個人顧客の1/3までしか融資できない状況下、同様にカードローンを展開する銀行が年収の1/3を超える融資をしていたため、過剰貸し付けの防止ができていませんでした。そもため銀行でも2017年10月頃より自主的に同様のルールを設定しました。